Gizmodoでもいくつか取り上げてきましたが、今回のはちょっと違います。
「RAPTOR-GAMING K1」は、キーボードの交換キートップが8つ付属しており、任意のキートップを交換することができます。交換キートップには蛍光塗料が塗布されているので、暗闇でも光ります。なので暗い部屋でも快適にゲームができます。
が! そんなことはもうどうでもいいのです!! キーボードマニアな方々がもっとも注目するのは、このキーの配置です。そう、あの名機といわれているCherry社の省スペースキーボード「G80-1800」シリーズとまったく同じ。そして、キースイッチには同じくCherry社の黒軸スイッチが採用されているのです。もちろん、配列は英語配列。横幅は405mmなので、テンキーレスの省スペースキーボードと同じくらい。それなのにテンキーも装備されています。
Cherryの黒軸は「MXリニアアクションスイッチ」と呼ばれるもので、キーを押し下げた距離に比例して押し下げ圧が上がっていくタイプ。つまり、押し込んでいくほど反発力が強くなるのです。慣れると、ほぼキートップをなでるようにするだけで文字の入力が可能になります。ほかには茶軸や青軸のキースイッチもありますが、それぞれ打ち心地が微妙に異なるため、Cherryマニアの間でも「オレは黒軸派」「いやいや茶軸だろ」という議論が交わされることもしばしばあります。
Cherryはドイツのキーボード会社ですが、日本ではあまり販売されていません。最近では、Cherryのキースイッチを採用したキーボードもいくつか登場していますが、このキー配列を採用しているのはこのキーボードだけです。今なら日本のショップでも買えるところがありますので、Cherryの黒軸キーボードをお探しの方、またはCherryのキーボードを使ってみたい方はぜひ購入を。軽快なタッチが存分に楽しめます。日本では16,000円前後で購入可能です。(三浦一紀)
RAPTOR-GAMING K1[Raptor Gaming Technology]