エイプリルフールじゃないですよ? リアルです。
「ゲオフの空とぶ円盤(Geoff's Flying Saucer=GFS)」です。ロンドンから電車で45分の町ピーターバラの倉庫でゲオフ・ハットンさんが開発しました。「Coanda効果で宙に浮く小型飛行体」ということですねー。ロッキード・マーティンの高度技術じゃないですけど米軍の目にとまって現在実用化を検討中だとか…。
ネバダの砂漠じゃなくYouTubeで日本からも見れる、というところに時代を感じますね。
空飛ぶ円盤お決まりのピンボケ写真と解説は「続きを読む」でドゾ。
ゲオフさんは現在67歳。夕食のテーブルでハッとこのアイディアがひらめいて以来、ずっとこの垂直離陸とホバリングが可能なバッテリー駆動の飛行体の開発に努めてきました。
Coanda効果というのは空気の流れが一直線上ではなく、カーブした表面をなぞらえるように移動する、という原理。これをベースとする円盤技術で公的資金と民間からの投資を取り付けました。
「回転パーツが外に露出していないので入り口や窓も通れますよ」とゲオフさん。「私たちはサイエンスフィクションを科学的事実に変えたのです」。
円盤は直径25~91cmです。ゲオフさんは山の遭難事故救助や鉱脈探知にこれを応用できるんじゃないかと考えています。軍部が使うとなると偵察とか、あと敵の陣地をウロウロして相手を霍乱したり、イロイロ別の用途も出てきそう…。
上はゲオフさんの原理を応用したもう1台の円盤。こちらの設計はJean-Louis Naudin氏が手掛けました。
下はGeoffさんの海底秘密基地です。
イギリスのどっかにあるフツーの倉庫ですね、はい。 (編訳/satomi)
Flying Saucer Is Out Of This World [Peterborough News via Wired]
もっと他の写真が見たい方はこちら → Naudin氏のプロジェクト専用ページ [The GFS-UAV project]