以前、ご紹介した「X-48B」の続報、初フライト写真です。キレイですね~。
BWB(Boeing Blended Wing Body)は名前のとおり、ボディと翼が融和した研究用航空機。「X-48B」はBoeing Phantom Works とNASAとU.Sエアフォース研究所が提携して開発したBWBのプロトタイプ。この度、31分間のテスト飛行を行って、高度7500フィート(約2500メートル)上空まで到達しました。とりあえず、以下にアップした「X-48B」のセクシーな写真と、BWBの詳細をご堪能ください!








Boeingの中でも、信じられないほど美しい飛行機と称されている、この飛行機。カルフォルニアのエドワード空軍基地にある、NASAのドライデン飛行研究センター(DFRC)から飛び立ちました。
BWBのプログラムマネジャーのBob Liebeckによると、BWBの構造、航空力学上の操縦効率を試すためのフライトで、今回のテストで性能が実証されたことを確信しているようです。また、BWBは、尾翼が無くて、翼自体が機体に一体化されているので、伝統的な、円形機体よりももっと揚力があって、抵抗が少なくなるので、普通の飛行機に比べて、燃料の消費量が30%も少ないそうです!さらに、機内と外界の両方で騒音も少ないのも、ウリのひとつだとか。
そして、このプロトタイプ「X-48B」は、搭載されたカメラの映像を地上のコントロールステーションのモニターで見ながらリモート操縦できるんです。まるで、コードレスのリモコン飛行機や、フライトシュミレーターみたい。
BoeingのTom Koehlerはボクらに、こんなe-mailをくれました。
7月20日に行われた「X-48B」の飛行は、小規模な無人プロトタイプでした。とはいえ、快挙を成し遂げていると思います。ただ、もっとブラッシュアップしていく予定です。もしかしたら、軍用だけじゃなく、この見た目のかっこよさから、商用旅客機としての利用もできるかもしれない!? と考えていますし。だって。是非、乗ってみたいですね~。
-Jwsus Diaz(訳:junjun)
[Boeing Phantom Works and NASA]
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