映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー パートⅡ』でグリフのホバーボード見た時は、「あー、2015年に行ってみたい!!!」と本気で憧れたもんです。大人になって「あんなの2015年までにできるわけないよなー」と覚めてしまいましたけど、ひょっとしてひょっとするかも、という嬉しいニュース。
スコットランドのセント・アンドリューズ大学の物理学グループが8日(英国時間)、無帯電状態の金属板の間に生じる「カシミール引力(Casimir force)」をリバースし、物体を反発し合うようにする方法を考え出したと発表したようです。
「へ~、だから?」
だからって、これでホーバーボードができるんですってば! たぶん!
遠い将来の話かもしれませんけど、同大Ulf Leonhardt教授とThomas Philbin博士はリバース可能な特殊レンズが実現したらナノテクにも好影響を及ぼす、と話してるようです。
いきなりリバースも何なので、とりあえずカシミール引力のなんとやらを紐解いてみましょう。
この力は例えば帯電や重力ではなく、物体間にある真空空間に介入する浸透エネルギーのフィールド内の波動により生じ、原子が互いにくっつき合う一要因でもあります。 ヤモリが天井を這える、あの歩行を可能にする「dry glue」効果もこれで説明がつきます。…なるほど。ま、なにはともあれ空中浮揚がすごい、これを実現する可能性のある理論が発表された、というニュースでした。
-ADAM FRUCCI (原文/翻訳:satomi)
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