初めて見た人は、「このビル、なんだ?」と驚いちゃうかも?
これは、ロンドンの中心部にある、15階建てのオフィスビルです。なんでこんな形かというと、超高層ビルを建てるために、現在、取り壊され中だから。と言っても、なんか腑に落ちないかんじですね。
それもそのはず。解体業者は、地上階から上に向かって取り壊し作業を進めているんですよね。このP&Oビルのコンクリートで出来た中核部分を残しながら、周りを少しずつ剥がしていくように、フロアごとに解体しているんだそうです。
なぜ、こんな方法をとっているのか? その謎と、この後できる超高層ビルの完成図、気になりますよね? 答えは以下で。
1965年に、P&Oビルが建てられた際、各フロアはタワーの最上階から、大きなはりに吊るされ、ビルの中心核でサポートするという構造をとりました。そのため、プロジェクトディレクターのMatthew Whiteさんによると、重さは、構造上下から上にむかって取り外さないと、一気に崩れ落ちてしまう。最終的に、はりを最上階で解体して核から取り外す事になるそうです。
う~ん、素人には難しいな…。
そして、下の写真が、新しいP&Oビルの完成予想図です。デザインは現在は男爵の称号を与えられているRichard Rogersの建築事務所のものだそうですよ。

私は、今の見た目のほうが好きなんだけどな。みなさんはどうです?
-Addy Dugdale(原文/訳:junjun)
【関連記事】 ロンドンのデザイナーが考えた、クルクル丸まる橋
【関連記事】 ロンドン-デリー間、「空のオリエント・エクスプレス」実現へ
【関連記事】 Googleロンドン新社屋の写真