ヘッドホンとスピーカーのハーフみたいなもんです。
「フィールドスピーカーPFR-V1」は、頭からかけるスピーカーです。見た目はヘッドホンなんですが、耳にスピーカーを直接当てることはありません。耳の近くにスピーカーがあり、耳にはエクステンデッドバスレフダクトというパイプを軽く入れるだけです。
装着例はこちら。
なんかヘッドホンがずれているみたいですけど、これで正解です。要は、耳元に超高音質なスピーカーを置いている状態ということです。ただし、スピーカーの口径が小さいために低音が弱いので、ダクトを耳に入れることで、低音をカバーしています。
以下に開発秘話などを…。開発担当者の方のお話によると、最初は同社の小型スピーカーの低音が弱いため、それを補正するためにスピーカーの横にストローを挿して、それを耳に入れて聴いてみたそうです。さっそく実践。
確かにこうすると、低音が豊かになります。開発時間30分、開発費ゼロだそうです。
試作品第1号。スピーカーにダクトを付けただけのものです。ダクトの中央には穴が空いています。ここから低音が出てくるわけです。
試作品第2号。かなり近くなってきました。そして一番上にある製品版になるわけです。
ちなみに、一番苦労したのは「パイプを曲げるところ」。パイプは普通に曲げるとつぶれちゃうため、特殊な機械を作って曲げたそうです。
お値段は5万5650円。もうすぐ発売予定だそうです。PSPに接続してゲームをしたら、かなり迫力ありそうですね。
フィールドスピーカーPFR-V1[SONY, Sony Dealer Convention 2007]
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(三浦一紀)
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