スターウォーズがテーマの第6回「Plaster Blaster」。主役の座はX-ウィングの戦士たちに奪われてしまいましたけど、現場にはY-ウィングの姿も。
動画には機体に潜ませた偽ブラックボックスから回収した映像も少し入ってますね。滞空時間・破損の状態ともにX-ウィング以上の出来栄えです。リー記者とディアズ記者による製作者インタビューはジャンプ後にどうぞ。




- なぜ、Y-ウィング?
地元のロケットクラブがスターウォーズ30周年でX-ウィングやると決めたので、こっちはY-ウィングにしたんだ。個人的にはY-ウィングの方が形は気に入ってる。もっと面白いと思うね。「ジャンク」がみんな表に出てるところが。
- 動力は? どんなエンジンを使ったんでしょう?
ロケットの推進力は、APCPとアンモニウム過塩素酸塩の合成型推進燃料のモーターです。スペースシャトルのSRBと同じ燃料ですね。Estes黒色火薬のモーターを使い、各レターごとにモーターの推力が倍になる(with each letter designation doubling the power of the motor)んですが、EstesのモーターはA-Eなのに対し、このモーターはLまでいったんです!(訳しながらもチンプンカンプンですがパワーがあるって言いたいね…詳しい方いたら教えてください)。 発射時には大体400ポンドの力がかかります!
- 自滅装置のようなものは搭載してます?(見物客に向かって飛んでいった場合に備えて)
- パラシュートはリモコン操作?
- 中には何があるんです? カメラ以外に何か機材は?
Y-ウィングには電子装置2台を積んでいます。メインのパッケージはパラシュート装備用。高度計が止まると高度を計測してパラシュートを開くようになってます。軌道から外れていった場合に備え、手動で開く「チキン・スイッチ」も用意しました。リモコンの予備は僕が持ってましたけど、うっかり押さないように安全ガードに親指かけてたので、押してないはずです。
- 今後の予定は?
来年に向けていくつかアイディアはあります。スターウォーズ、Battlestar Galactica、Babylon 5、Star Blazersまであって、どれにしようかまだ決めてませんね。 作品を見て、安全に安い予算で組み立てられる飛行船が出てくるテーマにしようと思います(今年はG4ネットワークがモーターの、スポンサーについてくれた他、X-ウィング手伝ったPolecat Aerospace社も部品を一部寄贈してくれました)
【参考】
[Punk Rockets - PlasterBlaster - X-ウィング関連記事はこちら]
BRIAN LAM(原文/翻訳:satomi)
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