あのDevTeamがついにやってくれました! ベータのiPhone2.0ファームウェア(iPhone SDK付き)を改変し、iPhoneのロック外しと全アプリの搭載を可能にしちゃったようですよ?
前から取り組んでる「Pwnage Project」の一環で実現したようです。ハックしたファームウェアを使うと、公式版アプリと非公式版アプリ、パッチのインストレーションまで、やりたいことは何でもできるそうな。「この新しいホールを塞ぐのは、さすがのクパティーノもかなり厳しいでしょう」-独占取材ではそんな自信満々なコメントも取れました。
pwnedファームウェアというのは、つまりカスタム[のファームウェア]という意味ね。これ使うとインストールしたいものは何でもインストールできる:-) Pwnedを動かすにはちょっとマジックが必要なんだ。クローズするのは大変さ。もちろんクパティーノ(アップル)に不可能は無いだろうけどね。でもまずはエンジョイするつもり:)
Pwnageプロジェクトというのは、つまりiPhoneにハックで侵入するんじゃなく、直接ファームウェア本体をパッチしてアンロックまでしてしまおう、というプロジェクト。なので、iPhoneは好きな電話会社のプランで使えるし、好きなアプリはなんでもインストできるというわけですねー。
動画と解説の続きは以下でどうぞ。
Dev Teamもカスタムの2.0ファームウェア(技術的には1.2.0ですが)を自分たちのiPhoneにたくさんインストールして試してるんですけど、1個も問題なく動いてるそうな。でも今のInstaller.appアプリケーションには変更が必要で、「APIの変更点は沢山あるんだ、沢山。なので、Toolchaiin[前のiPhoneの独立系デベロッパー向け開発用ツール]が2.0以降も動作するまで、どれぐらい変更が必要か調べる予定だよ」と話してます。
一番のニュースは、でも、ハックした1.2ファームウェアがAT&Tでも他のキャリアでも動くことですね。
1) これは真のアンロックである。
2) このホールはアップルもちょっとやそっとでは塞げない。
こうDev Teamが言ってるところがミソですね。 「すごいでしょう。今回ばかりはアップルもパッチできないと思うよ... どうしたわけか :-)」と言ってました。
あと牢破りではなく、ファームウェアというところも素晴らしいですね。何でもインストールできちゃう、「アップル公認」じゃなくても。ようやくこれでキャリアとアプリの縛りのない環境が実現したんじゃないかと思います。
追伸 : Dev Teamは今も懸命にiPhonの完全オープン化、キャリアから独立したプラットフォームの実現目指してがんばってます。支援したい方は是非Paypalから「 iphone.devteam@gmail.com 」宛てに寄附を! ご協力したい方はhackint0sh.orgへ。Jesus Diaz(原文/訳:satomi)
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