「ちょっと豆腐買いにそこまで」
とジェットから火を噴き発進するミニバンです。
クリス(Chris Krug)さんがロールスロイスのヘリコプター専用ジェットタービン「Nimbus」を改造して作りました。ジェットタービンは2100 RPM(エンジン回転数)で約1000軸馬力。最高103mph、7.14秒で8分の1マイル走れるそうですよ? ドッジのキャラバンとしては悪くない成績ですよね。
なにより、普通の燃焼エンジンで運転できるのに突然リアウィンドウからウィーーーーンとタービンが飛び出して、辺りの通行人があっけに取られてる間に炎を撒いて消えるところが素敵です。
実言うとタービン排気口からは推力らしい推力は何も出てないんですけどね。
「ヘリ向けなのでジェットは広角に排出されるようできてます。[...] 排気は推力にはならなくて全部シャフトで駆動してるんですけど、火や煙もちょっと出るように排気んとこに燃料を噴き付けてます。旅客機のエンジンでもない限り、みんな後ろから火を噴いてないとジェットが正常に動いてないと思うんですから可笑しな話ですよね」と、クリスさん。
これでみんな納得
最高時速が181km止まりなのはリア軸比率が未調整なせいだとか。「予算は全部で大体1万7000ドルかけました。[...] タービンは政府の余剰品を商ってる友だちから入手しました。それもこれも全て、テレビ番組『Junkyard Wars』に出演して中古トラックのターボチャージャーからジェットエンジン搭載の三輪車を作ったのがきっかけで始まったんです」 とのことです。
ギャラリーも枚数だいぶありますよ? 以下でどうぞ。
[RunRyder via Hacked Gadgets]
JESUS DIAZ(原文/訳:satomi)
【関連記事】 ツインジェットエンジン装備の自動車
【関連記事】 米国 vs. ソ連 ジェット列車レース
【関連記事】 ジェットプロペラ搭載! 「世界最速のトイレ」(動画)