だから、こんななんですね。ヘラ鹿の角の形と大きさ。
そんなに有名なことじゃない気はしますが、ヘラ鹿ってとってもすぐれた聴力を持っているそうなのです。そして、その並はずれた聴力の秘密は、あの角にあるようですよ。
この度、科学者がヘラ鹿のフサフサ頭の上にくっついてる椅子のような、手の平を広げたような形の角がアンプの役割を果たし2マイル先までの音を聴きとれようにしてくれていることを発見したようです。
耳の良い動物は、耳をいろんな角度に回転させて危険を察知していますが、どうも、このヘラ鹿の角は動物のオーディオ能力に更に磨きをかけたようです。19%も!
ブベニク親子のジョージとピーターは、テレビの特殊効果チームと共に実験をしてみました。まずは特殊効果チームの人達に人口のヘラ鹿の耳を製作してもらい、角をそこに乗っけてマイクと音計測器を外耳道に設置。そして、スピーカーを耳から30フィートのところで、いろんなポジションにくるくるとローテーションするように設定しました。いよいよ実験スタートです。まずは耳が音源方向に向いてるとき。スピーカーで音が流れると、59.5デシベルを記録しました。次に耳が音源の反対側を向いている時、57.5デシベルを記録しました。最後に、斜めのポジションにしたところ、角がアンプの役割を果たし61デシベルを記録したそうです。
重そうで、狭いところを通るのに邪魔そうな角だけど、厳しい自然界を生き抜くための大切な大切なツールだったんですね。
Addy Dugdale(原文/junjun )
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