アートとテクノロジーが美しく融合した現代的なプロジェクトです。
コンセプトは非常にシンプルですが目のつけどころがすばらしい。GPSをカバンに入れて、DHLで発送します。その際、経由してほしい場所を細かく指定し、DHLにその通りにまわってもらいます。最終的にその旅が終わると、GPSデータがこのように自画像を描き出すというわけです。実際には55日かかったそうですよ。そしてGPSは6つの大陸、62カ国、7万マイル(112 654.08km)をまわったそうです。以下で旅の模様をビデオでご覧いただけます。
ビデオやサイトを見る限り、このプロジェクトは明らかにDHLの広告キャンペーンの一環として行われていますね。たしかに、正確にルートをまわることができるDHLの能力がよくアピールされています。
それにしても、世界をキャンバスにしたスケールの大きいプロジェクトなんだから、もうちょっとましなものを描いてほしかったなあ。惜しい! 平和のシンボルである鳩とか、握手している手とか、地球がひとつになれるような絵を描いてくれたらさらに評価が上がったのにね!
[Worlds Biggest Drawing via Hack a Day]
Sean Fallon(MAKI)
【関連記事】
p.s.これ、実は完全に釣りだったようです。実際はErik NordenankarはDHLの倉庫を見学してビデオ撮影しただけとのこと。イラストは以下のように描き換える必要がありますね。
