10億ドル分のXbox 360リコール問題は安いチップから始まった

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    10億ドル分のXbox 360リコール問題は安いチップから始まった
    Windowsに「死のブルースクリーン(blue screen of death)」があるように、

    Xbox 360には「死のレッドリング(red ring of death)」があります。

    何の前触れもなくゲーマーを襲うこの忌々しい赤リングでリコール騒動となり、マイクロソフトに約10億ドル分もの修理保証のツケが回ったのは1年前の話です。

    何が原因だったのか? 昨年7月当時の記者会見では「デザインの問題」という以外、明らかにされませんでしたが、今月ガートナー研究VP兼チーフアナリストのブライアン・ルイス(Bryan Lewis)氏がDACの講演で、このハードの問題はマイクロソフトが「デザインチップを安く上げようとしたことから始まった」という背景を明らかにしました。

    氏によると、「マイクロソフトは特定用途向けの集積回路(ASIC) のベンダーを避けたかった」。そこで、自社内でグラフィック専用チップをデザインし、ASICベンダーを中抜きするかたちで直接TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.)に製造委託したそうなんです。

    これで思惑通りASICデザインのコストが「何千万ドル分も節約」できたのは良かったんですが、後で思うとこの何千万ドル「ぽっきり」のために10億ドルを超えるリコールが…。

    グッドニュースは、新しいユニットではレッドリング問題が解消したことですね。問題が判明するやマイクロソフト社は「米国拠点の、とある匿名のASICベンダーのところに戻って、チップを一からデザインした」とルイス氏。これはたぶんATI(今はAMD傘下)の可能性が高い、とネタ元のEETimesは書いてますよ?

    この教訓を聞かれ、氏は「ASICベンダーに頼んでいたら問題は回避できたかもしれないということですね。彼らなら、もっと電気を浪費しないグラフィックプロセッサがデザインできるので」と話してます。

    [EETimes]

    Jason Chen(原文/訳:satomi)

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