マイクロソフトが開発している携帯端末向けOS「Windows Mobile」の最新版「Windows Mobile 6.1」の発表会に出席してきました。
Windows Mobileは、PDAやスマートフォンなどに搭載されているので、使っている人もいることでしょう。パソコンと同じように使え、データの同期も楽ちん。重いノートパソコンを持ち歩かなくてもいいということで、ビジネスマンなどに人気がありますね。
今回のバージョンアップでは、ビジネス用途を念頭に置き、法人向けの機能を追加・パワーアップしているようです。その詳細は続きで!
もっとも大きく変わったのは、企業向けに管理機能が向上していることです。同時発表された管理システム「System Center Mobile Device Manager 2008」(SCMDM)と共に導入すれば、数千人の社員全員がWindows Mobile6.1搭載端末を持っていても、端末管理やセキュリティ管理が簡単に行えるようになります。
たとえば、SCMDM上から特定の端末だけカメラ機能やBluetoothをオフにするといったこともできるのです。実際にデモンストレーションを見せてくれましたが、ほんと簡単でした。あっけないくらいです。
企業が一括導入すれば、管理効率が格段にアップするみたいですよ。すでに製薬会社のファイザーが導入決定しているようです。
そんな便利なWindows Mobile 6.1ですが、現在ウィルコムの端末「WILLCOM 03」に搭載されているだけ。徐々に搭載機種が増えていくようです。ちなみに、Windows Mobile 6からのアップデートは技術的にはできるようですが、実際やるかどうかは各キャリアやメーカーによるそうです。
会場にはいろいろな端末が展示されていました。ちょっとだけ写真撮ってきたんで見てください。
そのなかでもひときわ目を惹いていたのが、何かと話題のサムソン製端末「OMNIA」です。ちょっとだけ実機がさわれたので、動画をアップしておきます。
風の噂では、OMNIAはソフトバンクモバイルが発売するかもしれないということですけど、何も詳しいことは決まってなさそうです。噂ですよ、噂。
3G iPhone発売により、Windows Mobileも注目を集めています。もしかしたら、あなたの会社でもWindows Mobile端末を使うことになるかもしれませんよ?
Windows Mobile[マイクロソフト]
(三浦一紀)
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