「アダルトビデオの不健全な影響から保護するため、25%の特別課税を提唱…」
さすがはアメリカです。やること言うことが過激です。財政難の救世主(というより八つ当たりにも近いものがありますが)に選ばれたのは、ポルノ特別課税法案でした。
今年初めにカリフォルニア州議会議員のCharles Calderon氏は「アダルトビデオの販売には、特別に25%を課税すること」を求める法案を提出しました。インターネット上でストリーミング配信されたり、ダウンロード販売されたりしているアダルト動画に関しても、もちろん同じ25%もの税金が課されることになります。
しかも、この議員さん、恥ずべきアダルトビデオなんて見る奴には、特別課税額こそふさわしいのだとか、この過大課税により、多くの人がアダルトビデオの視聴を思いとどまり、その悪影響から保護される人の数は計り知れないだとか、大真面目に論じまくっていたそうですね。
これに対して、じゃあ、アルコールはどうなんだ、アルコール中毒を未然に防ぐために、酒類の特別課税法案を通すほうが先だぞなどといった意見も飛び交い、かなりの物議を醸し出したのだとか…
残念ながら(というべきかどうかは分かりませんが)、実際に制定に向けた審議に至ることもなく、この法案は立ち消えになってしまったようです。
めでたしめでたし!?
[The Blowfish Blog via Valleywag]
matt buchanan(原文/湯木進悟)
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