キヤノンは、35mmフルサイズCMOS搭載のハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラの新製品「EOS 5D Mark II」を11月下旬に発売すると発表しました。
すでにハイアマチュア向けの35mmフルサイズデジタル一眼レフとしては、ニコンのD700、ソニーのα900などが発表・発売されており、「キヤノンはどんなの出してくるんだろう」と期待と不安で発表を待っていたんですが、期待を裏切らない機種を出してきたと思います。
主な特徴は次の通り。
●35mmフルサイズ・約2110万画素CMOSセンサー●高精細・高速画像処理 次世代映像エンジン「DIGIC 4」
●常用ISO感度100--6400、拡張ISO25600
●最高約3.9コマ/秒の連写性能とUDMA対応
●視野率約98% 明るく見やすい高倍率新ファインダー
●高速・高精度9点+アシスト6点 AFセンサー搭載
●EOSシリーズ初フルHD動画撮影機能搭載
●3.0型約92万ドット・クリアビュー液晶
●さらに進化した先進のセンサーダスト対策
●快適AFライブビュー撮影機能搭載
●レンズ周辺光量補正機能
●オートライティングオプティマイザ機能
●防塵防滴機能の向上
さすがにボディ内手ぶれ補正は付いてきませんでしたけど、それ以外はかなりいいのではないでしょうか?
ちなみに、僕が注目した機能は以下の4点です。
●常用ISO感度100--6400、拡張ISO25600ニコンのD3・D700が高感度撮影に強いということで、これに対抗する意味でも最高ISO25600まで撮影できるというのは、かなりいいかも。ISO6400のサンプルを見ると結構きれいです。ただしややノイズが多い印象を受けます。
●視野率約98% 明るく見やすい高倍率新ファインダーニコンのD700のファインダーが視野率95%、ソニーのα900が約100%。EOS 5D Mark IIのファインダーはその中間くらいでしょうか。100%じゃないのはおしいですが、がんばっているほうだと思います。
●EOSシリーズ初フルHD動画撮影機能搭載やはり載せてきましたね、動画撮影。記録画質は「1920×1080画素」のフルHD画質と「640×480画素」の標準(SD)画質の2種類です。D700もα900も、動画撮影には対応してませんからね。これはすごいんじゃないでしょうか。
●さらに進化した先進のセンサーダスト対策フルサイズでもきちんとゴミ取り機能載せてきました。えらいぞキヤノン。
ということで、やっと発表されたEOS 5D Mark IIですが、気になるお値段はボディのみで約30万円。EF24-105L IS Uのレンズキットは約40万円です。
価格面から見れば、D700やα900よりも安いですね。でも、おいそれと買える値段じゃないか…。ああ、いつかフルサイズ使ってみたいなぁ。
ご購入予定の方は、11月下旬の発売日までカレンダーに×印を付けて待ちましょう!
EOS 5D Mark II[キヤノン]
(三浦一紀)
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