ピューリッツアー賞受賞のカメラマンVincent Laforetも、この地球上で誰もが欲しがるカメラCanonの「5D Mark Ⅱ」をいち早く手にした人の1人です。そんなLaforetが、この子にメロメロになって「今までで一番最高のカメラ」「産業を再定義するだろう」と言った理由をチラっと垣間見てみましょう。ちなみにこの画像、彼のサイトにあるビデオのスクリーンキャプチャーなんです。

ね。カメラで撮ったスチール写真じゃなく、ビデオからのキャプチャーなんですから、パフォーマンスにびっくりしちゃいますよね。Laforetは半分冗談まじりで「もう別のスチール写真の撮影をしたくなくなっちゃった」と言ったとか。
また、Laforetの感想によると、このDSLRがCanonが力をいれているHD XH-A1よりも高評価! 特に光の少ない状況で撮る場合に力を発揮するとのこと。夜の街中という極めて撮影に厳しい状況でも、特に苦労することなく撮影できてしまうんだそうです。

そして、なんといってもインパクトがあるのはコスト。Laforetと彼のスタッフ数人は、2万5000ドルぐらいのSLRレンズで、少なくとも数10万ドルぐらいする映画撮影用カメラに匹敵するような仕事ができちゃったのです。ちなみに、彼が2700ドルのDSLRと一緒に使用したレンズのだいたいの値段付きリストがあるので、ご紹介したいと思います。
• 7.5mm レンズ
• 15mm 魚眼レンズ (650ドル)
• 16-35mm f/2.8 (1600ドル)
• 50mm f/1.2 (1100ドル)
• 85mm f/1.2 (2000ドル)
• 135mm f/2 (1000)ドル
• 200mm f/1.8 (4500ドル)
• 400mm f/2.8 (7000ドル)
• 500mm f/4 (7000ドル)
また、5D Mark Ⅱは、簡単に使えるというのも素敵なポイント。まずLaforetは写真家で映画をとった経験がなく、 5D Mark Ⅱをそれまで使ったことがなかった。にもかかわらず、絵コンテ、キャスティング、撮影、編集のすべてをたった2日で終えてしまったんです。準備時間だって12時間もないぐらいだったんです。
最後に、Laforetが指摘した、唯一の課題は音声マッチングです。これが改善されれば、もう最高! テレビドラマのパイロット版もこれで作れちゃうとのこと。期待大ですね。
それでは、YouTubeにあったリークビデオをご紹介したいと思います。まぁ、本当の良さは伝えきれていないけれど、それでも、いいかんじです。お楽しみください。
matt buchanan(原文/junjun)
EOS 5D MarkII【関連記事】