決して映画『ウォーターワールド』のデニスホッパーの衣装でコスプレしている御爺さんではありません。
彼は究極のリサイクルカメラの作者Miroslav Tichyさんです。ん? 究極のリサイクルカメラとはどんなもの? といいますと、ペーパータオルの芯、糸巻き、ゴム輪とその他なにかの残骸で構成されているんです。そして、更に驚くべきは1950年からこのカメラを使っているそうです。すごい耐久性ですよね! そして、現在80代のTichyさんの作品が芸術として脚光をあびているようです。
ちなみに、多くの有名な写真家たちのようにTichyさんも、このガラクタカメラで洗練された女性達をおさめたようです。
それでは、その女性たちの写真とリサイクルカメラのアップをご用意したのでご堪能ください。

彼は、このガラクタカメラの不完全性が、写真に詩的な要素を与えると考えています。そんな彼のフィロソフィーは「もし有名になりたければ、自分のやっていることを世界中のだれよりも劣悪な状態でやらなくてはならない」だそうです。

彼の写真の題材は、ほとんどの場合彼の住んでいるチェコの街の人々でした。そして自然と女性たちに感心が向かっていたたようです。写真、なかなか素敵です。


現在、Tichyさんの写真展がパリのポンピドゥーセンターで開催中ということなので、Tichyさんの写真をもっと観たいとおもったら是非。
[The Online Photographer, Tichyocean.ch, Centre Pompidou via Kottke]
John Mahoney(原文/junjun)
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