オリンパスおよびフォーサーズファンの皆様、おまんたせいたしました!
昨晩米CNETがフライング公開してしまった、話題の新製品「E-30」がとうとう正式発表となりました。
外観は、E-3をやや小型にしたような感じで、モードダイヤルが付いていますね。
主なスペックは以下の通り。
有効画素数 : 約1230万画素
記録媒体 : CF、xD
ファインダー視野率 : 約98%
ファインダー倍率 : 約1.02倍
手ぶれ補正 : ボディ内蔵式(最大5EVまでの補正)
手ぶれ補正モード : IS1、IS2、IS3
背面液晶 : 2.7型ハイパークリスタルII液晶(23万画素)
測距点 : 11点全点ツインクロスセンサー
ISO感度 : 100~3200
連続撮影 : 最大秒5コマ
サイズ : 141.5W×107.5H×75Dmm
重量 : 約655g
さて、そのほかの機能は以下に!

背面液晶はE-3と同じ2軸可動式を採用。これによりライブビュー時のアングルを自由に決めることができます。
オリンパスのデジタル一眼レフでお得意のワイヤレス調光もしっかり搭載。正直、防塵防滴機能のないE-3といっても差し支えないかと。いや、画素数とかはもう超えちゃってますね。
で、防塵防滴がない代わりに搭載された新機能が3つ。
ひとつが6種類のアートフィルター。選択するだけでフィルターで後処理したような画像で撮影ができます。
あとですね、もうひとつ。なんと、マルチアスペクト対応です!
フォーサーズの基本である4:3のほか、3:2、16:9、6:6、5:4、7:6、6:5、7:5、3:4という画面比率が選べます。なんかもう、すごすぎてわけがわかりませんが。
そして最後が多重露出機能。ただの多重露出とは違いますよ。ライブビューを使えば、撮影したデータを半透明で表示しながら多重露出ができます。おお、まさにデジタル。
とまあ、こんな感じなんですよ。僕、E-3持ってるんですけど、ちょっとこれいいかも。たぶん、出てくる絵はE-3並みでしょうし、何より小さいですよね。ちゃんとメインダイヤルとサブダイヤルが2つ搭載されているので、E-3と同じように使えます。

そうそう、そして同時に「ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 II」も発売されます。焦点距離が35mm換算のフォーサーズの場合は、28ー108mm相当となり、使いやすいレンズです。これはZUIKO DIGITALの名ズーム「14-54mm F2.8-3.5」の後継機種。HIGH GRADEシリーズなので、防塵防滴もばっちりですよ。重さは440gです。
最短撮影距離はズーム全域で22cm、35mm換算0.52倍の撮影倍率があるので、ちょっとしたマクロ並みに使えますね。ワーキングディスタンスは7cm。被写体に寄りすぎないように気を付けましょう。
もちろん、 ハイスピードイメージャAFに対応。ライブビュー時に高速なAFを使用できます。
発売は12月20日の予定。E-30ボディ単体とZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIのセットがあります。
気になるお値段はオープン価格なんですが、僕の予想では本体が10万~12万円前後、レンズが6~7万円前後の実勢価格じゃないかと。レンズセットで17万円くらいかな。
う~ん、すでに上位機種であるE-3(新品)が14万円台くらいで購入できるお店も多いので、お値段の予想が難しいなぁ。
[E-30, ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 II]
(三浦一紀)
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