宇宙の肥だめ、大気圏に散る(動画ナシ)

    宇宙の肥だめ、大気圏に散る(動画ナシ)

    今日(米時間2日)は家から出ない方がいいですよ…。1年以上も前に宇宙でポイした冷蔵庫1台、ビュイック1台分ぐらいの肥だめが大気圏に再突入し、この地上のどこかに落ちます。

    ジュールベルヌ分解に続き、宇宙機関が故意に空中焼却を狙うのは今回2度目。問題は、ベルヌは飛行機2機が慎重に制御・追跡して、あんなすごい映像まで密着撮影したのに対し、こっちは大気突入後すくなくとも15片のアンモニア臭まみれのメタル片に分かれて地表に届くことです。

    「美しい散りざまです」なんて悠長に余韻に浸ってるヒマもありゃしない。NASA広報も;

    「もし月曜、地面に何か破片を見つけても、あんまり近寄らないでくれたらいいなあ、と思ってます」

    と、警告しています。

    この「初期アンモニア充填装置(Early Ammonia Servicer=EAS)」は、2007年7月にNASA宇宙飛行士Clayton Anderson氏が宇宙遊泳の際、宇宙船からポイしたものです。国際宇宙ステーション(ISS)から船外に投げ出すゴミとしては過去最大。重量1400ポンド(635kg)の有害アンモニア冷却タンクです。

    最近のISSの修理で不要になったんですが、こんなアンモニア満タンのもの抱えてたんではシャトル帰還の際、危険過ぎます。投棄するほかなかった、というわけですね。

    「もちろん船外に無計画に投棄するわけではありません。基準があって、それを満たして初めて投棄できるんです」とNASA宇宙基地プログラムのMike Suffredini氏は話しています。どういう基準なのでしょう。とても気になります。

    なにか裏庭に光るものが宇宙から落ちてきたら、どうぞ最寄りの警察まで速やかに通報ください。米国外のみなさんはお手数ですが外交窓口から米国国務省に通報してくださいね。どこも絶対触っちゃだめですよ

    おまけ: 宇宙ゴミの行方はReentry Newsで追跡できます(←かなり大雑把です)。

    [MSNBC via Slasdot]

    Jack Loftus(原文/訳:satomi)

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    ※ご指摘のコメントありがとうございます。修正致しました。

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