「昇天」と、字面通りの意味で使ったのは初めてかもしれません。
以前、レゴ製宇宙エレベーターの話題が米GIZMODOで取り上げられていましたが、こちらは日本大学精密機械工学科の学生の手によるレゴ製宇宙エレベーターです。11月14~15日に開催された「第1回日本宇宙エレベーター会議」での一コマ。主催は以前の記事のレゴ製宇宙エレベーターを製作した、日本宇宙エレベーター協会。
今回、このレゴ製宇宙エレベーターが実際に稼動すると聞いて、動画を撮ってきましたよ。ギュルギュルと歯車を鳴らして、天井からた垂れ下がったベルトを力強く登っていく様子と、写真ギャラリーは以下に置いておきます。
エレベーターとベルトの全景。ベルトの全長は10mくらいと思われます。続いてギャラリーを。
動画を撮影させてもらおうと、実演をお願いしたところなんとマシン故障で動かず。肩を落としそうになったそのとき、「ハンダ付けしたら直りますよ」との返事。修理が終わるのを待って、いざ動作確認…。
昇った! 見事に天に向かって昇りましたよ。このレゴ製宇宙エレベーターは日大精密機械工学科・青木研究室で代々作られているもので、現在のものは4代目とのこと。次代はどうパワーアップされるのか、楽しみです。

実演ブースには、昨年の宇宙エレベーターコンテストに出場した実機も展示されていました。

展示と並行して宇宙エレベーターについての講演も。写真は『宇宙旅行はエレベーターで』の著者であるブラッドリー C エドワーズ氏。2日間でのべ約400名(講演:200名/展示:200名)が来場したとのことでした。講演によると、次回の宇宙エレベーターコンテストは2009年第一四半期に予定されているそうです。日本宇宙エレベーター協会もエントリー予定なので、ネタ元で要チェックですね。
(常山剛)
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