内モンゴルのWang Diangeさんは、お通夜に立ち会ってる時に突然屋根が半分吹っ飛ぶ大爆発が起き、瓦礫から遺体で発見されました。
外は雨。それも雷雨です。当然警察も「原因は落雷」と結論付けたのですが、いざWangさんのお葬式をやったら今度はなんと、…火葬の扉も吹っ飛ぶ大爆発が起きたのです。
これはいくらなんでもおかしい…
現場検証で出た手がかりは、光る小さなネジの残がいのような金属片だけです。
地元の冶金家も最初は何か特定できなかったのですが、よく見ると破片には軍部の連番があります。長い長い捜査の結果、これは薬きょうではないか、との結論に辿り着きました。
その線で聞き込みを続けたところ、最初の爆発があった時の降雨は、たばこ畑をひょう・あられ被害から守るため地域気象庁が発射した砲弾が引き金だったと分かったのです。その弾の中には、ひょう・あられを分解し易くする化学物質のヨウ化銀が入ってます…。
つまり繋ぎ合わせると、きっと砲弾が1個不発のまま落下し、通夜のWangさん目がけて落ちてきた、というわけですね…。なんという不幸!
事件発生から3年後、遺族の方たちには気象庁からやっと8万人民元の賠償金が下りたそうですよ。
Andi Wang(原文/訳:satomi)
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