こんなにパワフルなのに、薄くなって美しく…最高っすね~!
ジョブズ不在のまま迎えた、今回で最後となるMacworldの基調講演は、ハードウェアカテゴリーからは、アルミユニボディを採用する新17インチ「MacBook Pro」の発表のみで終わってしまいましたね。あの超お騒がせなミニサイズになった「iPhone nano」だとか、ついにアップルも低価格路線に走って「ネットブック」最新モデルを出してくるだとかは無理にしても、せめて「iMac」新モデルや「Mac mini」後継モデルは発表されるんじゃないかな~なんて期待してたりもしたんですけど、残念ながら大ハズレみたいですよ…
だがしか~し、ガッカリするのはまだ早い! この基調講演での唯一のハードウェアリリースとなった新17インチMacBook Proこそ、アップルが誇る超最高力作モデルなわけですよ。
今回は、ここに全力を挙げて注目すべし…ということで、続きに怒涛の一挙フォトギャラリーを大公開しちゃいました。惚れ惚れするようなアピールポイントも、早速ながらファーストインプレッションでまとめてみましたんで、どうぞご覧くださいませ。
端的に評するならば、今回発表された新17インチMacBook Proは、すでに昨年10月に発表されていたアルミユニボディで15インチのMacBook Proが、より大画面でパワフルになったにもかかわらず、まるで「MacBook Air」のような世界観の極薄サイズを実現したというところでしょうか。
当然ながら、17インチのMacBook Proは、15インチモデルよりも、ズッシリと重みがありますね。ただ、やはり薄くなっているからでしょうか。17インチのビッグサイズがコンパクトにさえ感じられる気がしますよ。
ただし、この薄さを実現するために、新開発技術を採用したバッテリーが搭載されているため、簡単にユーザーがバッテリー交換できない仕様になっています。そして、その関係上、なかなか他のパーツにも容易にはアクセスできなくなっており、メモリの増設だとか、HDDの交換だとか、一般のユーザーが手軽に行えるような設計にはなっていないそうです。オーダーした時の仕様が、ほぼ半永久モノなので、その辺のところは御覚悟を。
あと好評のガラス製マルチタッチトラックパッドが採用されていますけど、これまでとサイズや使用感は変わってないようですね。17インチになったからといって、トラックパッドのサイズまで大きく使いやすくなったなんてことはありません。
今回、新たな試みとして、賛否両論ある光沢パネルディスプレイを、ギラギラ感のない非光沢のつや消し仕様へと、50ドルのオプションで変更可能になっています。でもどういうわけか、会場でアンチグレア加工のオプション仕様モデルを探し回ったのですが、残念ながら見つけることができませんでした。こちらのインプレッションは、またの機会に乞うご期待です。
取りあえず、米ギズ編集チームのファーストインプレッションは、なかなか好感度大であります。お値段的にも、アップルが誇る最強ノートブックということで、かなり高いんですけど、このMacBook ProとAir双方のイイとこ取りみたいな新モデル、結構そそられちゃいますよね。
Christopher Mascari(原文/湯木進悟)
【関連記事】