「GR Digital II」「GX200」といった高級コンパクトデジカメ路線で人気の高いリコーから、新しいデジカメが発売されます。その名も「CX1」です。
このCX1の最大の特徴は、新しい画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIV」と高速画像処理を実現するCMOSセンサーの搭載です。
これにより、今まで以上の高画質化と「ダイナミックレンジダブルショットモード」によるダイナミックレンジの拡大を実現。最大12EVものダイナミックレンジを実現できるそうです。
だいたい、ポジフィルムで5EV、ネガフィルムで10EV分くらいのダイナミックレンジといわれていますから、フィルムを超えたダイナミックレンジを実現しているといっていいでしょう。
これまでも、コンパクトデジカメとは思えないいい描写をしてきたリコーのデジカメですから、今回も期待できるのではと。まだサンプル画像が上がってないので、早く見たいものです。
また、画像処理エンジンとCMOSセンサーを一新したことでこれまで以上の高速連写が可能。最大約4コマ/秒の撮影ができます。
また、シャッターボタンを放す直前の約1秒間で30コマ、または15コマを連続撮影する「M連写プラス」機能を搭載。撮影したい瞬間が終わった後にシャッターボタンを離せば、決定的瞬間が撮影できます。
レンズは35mm換算28-200mm相当の7.1倍光学ズームを搭載。F値はF3.3-5.2とやや暗めですが、レンズ描写には定評のあるリコーなので、期待したいと思います。
とにかく、一刻も早くサンプル画像が見たい! 初代GR DigitalとGX100を使っている僕は、そう思っているわけです。
気になる実勢価格は4万円台後半といったところです。この価格帯や28-200mm相当のズームレンズ搭載とうことからGRシリーズでもGXシリーズでもなく、Rシリーズの後継であることがわかりますね。
発売は3月13日の予定です。また欲しいものがひとつ増えてしまった…。
CX1[リコー]
(三浦一紀)
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