んー、かつてアップルは、Windows Mobileのタスクマネージャー的なバックグラウンド処理を「馬鹿げている」と表現したのですが…
本当は2008年9月に予定されていた、iPhoneのプッシュ・ノーティフィケーション・サービス開始は、何か問題があって大幅に遅れています。そしてMacRumorsが伝えるところによれば、アップルは本サービスの代わりに、バックグラウンドの処理を認めることを検討しているようです。
アップルは、現在iPhoneでバックグラウンドでアプリを走らせない仕様にしています。プッシュ・ノーティフィケーションは、実際にアプリが走っていなくても、例えばインスタントメッセージソフトのプロンプトをアップル経由で受け取れるようにするサービスです。マルチタスキングではありませんが、これならバックグラウンド処理で無駄にバッテリーを消費することもなく、現実的な案だ、とされてきました。
が、やはり1度にひとつのアプリしか使えないiPhoneに比べて、マルチタスキングが可能なAndroidやPalm Preが断然セクシーに見えることは事実です。いくらプッシュ・ノーティフィケーションが搭載されても、それは変わらないのではないでしょうか。
MacRumorsは、アップルはiPhone 3.0からバックグラウンドでのアプリ動作を許可するのではないかといっています。現在のiPhoneでは1度に一つか二つの処理に制限されることが予想されますが、次世代iPhoneならハードもよりパワフルになるので制限も少なくなりそうです。
まあ、バックグラウンドでアプリを走らせられるのならば、少し長めに待つのも悪くないかもしれませんね。
matt buchanan(MAKI/いちる)
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