電源アダプターはもう過去のもの?
こう見えてもギガバイト。99ドルの廉価なLinux PCをギュッと詰め込んだ電気プラグ「SheevaPlug(シーバプラグ)」が米マーベル社より新発売です。名づけてプラグ・コンピュータ。みんな気軽に使える管理・共有の新フレームワークに扉を開く製品ですね。
「差しっ放しだと電気食わない?」と思っちゃいますけど、ホームサーバーに使うパソコンの10分の1以下で済む低消費電力設計だそうで、たった5ワットで動きます。
SheevaPlugの中には、1.2GHzで動作するARM系組み込みプロセッサ「Sheeva(シーバ)」と、512メガバイトのフラッシュ、512メガバイトのDRAM、ギガバイビット(←thnx!)のイーサネット、USB 2.0専用ポート搭載。壁の電気差込口にググイッと入れるだけで…ジャーン! 機能フル装備のLinuxサーバーとして充分パソコン代わりに使えますよ。
ここにデジタルメディアを保存してネットで遠隔からアクセスしたり、ワイヤレス印刷もできるし、ウェブサーバーとして使ったり。さらにまた、開発プラットフォームでは「マルチスタンダード・Linux 2.6カーネル・ディストリビューション」もサポートしてるので迅速なアプリ開発が可能です。電気代も浮くし一石二鳥。
オープンソース開発者の方は、マーベル社のサイトで価格99ドルにてSheevaPlug開発キットが買えます。 このデザインをベースにしたPogoplug[ポゴプラグ]などの製品も価格79~99ドルで近日登場予定。同社では将来これらの端末は50ドル以下になると予想してますよ。
プレスリリース [Marvell and WSJ via Tech Report via Slashgear]
Sean Fallon(原文/訳:satomi)
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