夢のプライベートジェットが投売り状態! 不況で中古機が破格の大安売りとの裏話

    夢のプライベートジェットが投売り状態! 不況で中古機が破格の大安売りとの裏話

    買えるんなら、借金してでも買っとくほうがいいかもね…

    プライベートジェット機で空港へ乗りつけ、自由気ままに空の旅! いやぁ、きっとそんなの一生ずっと夢の夢でしかないんだろうなぁ~

    そんなふうにお考えの貴男貴女の皆さま、超爆裂のチャンス到来ですぞよ! もうかつてなき破格の大安売りで、中古ですけど、プライベートジェット機が投売り状態なんですってば。こんなこと、もう二度とないんじゃないかと、業界関係者の間では大変な話題ですね。

    このご時勢に、究極の贅沢品であるプライベートジェット? いやいや、このご時勢だからなんですよって業界裏話を、あの人気の「ガルフストリーム」(Gulfstream)シリーズの最新激安価格と一緒に、こっそりと続きで紹介しちゃいますんで、どうぞご覧ください。

    プライベートジェット機なんて、まぁはっきり言いまして、雲の上の世界でしかないんで、そんなに知らなかったんですけど、ほんの少し前までは、予約殺到&キャンセル待ちまで続出という、それはもうバカ売れ状態だったんですよね。

    で、ここに来て、一気に大不況の波が押し寄せてきたわけですよ。各地で従業員解雇の嵐! もうレイオフで人員削減のニュースなんて、耳にタコができるほど聞いちゃったって状況で、さすがにビジネス用途とはいっても、企業のトップがプライベートジェット機を乗り回しているのも聞こえが悪かろう…

    そんな世間の目を気にした倹約ムード演出のために、まずは各社が、社内で所有していたプライベートジェット機を、わずか数機を残して大放出する事態が生じているそうですね。

    あるプライベートジェット機販売大手企業の代表取締役を務めるClark Onstad氏は、この実情を、以下のように解説してくれました。

    「実はですね、大企業にとっては、プライベートジェットの1機や2機なんて、まぁそのまま保有してようが、少々使っちゃおうが、金額的には、そんなに大したものじゃないんですよ。企業イメージの問題ですね。我が社は、こんなふうに泣く泣くトップが愛用のプライベートジェット機を手放してまで、経営改善の努力に努めてるんです…みたいな演出効果には、最適ですからね」

    う~ん、なるほど。このところ新大統領オバマによるプッシュも効いてるみたいですし、なかなか大手企業のトップも、いろいろと大変ですわね。

    それはそうと、1社が派手に「ウチはプライベートジェット機をやめました」パフォーマンスを繰り広げちゃうとですね、このご時勢ですから、もう他社だって、よほどじゃない限りは続かないわけにいかないそうなんですよ。そこで、どこもかしこも、いざやると決まったら、さすがはアメリカですね、もうものすごい勢いで中古プライベートジェット機が市場にあふれかえる事態を招いてしまいました!

    プライベートジェット機の中古流通市場で活躍中のJay Mesinger氏は、こんな現状を語ってくれましたよ。

    「ほんの1年前までは、たとえプライベートジェット機を購入したいと願っても、大体は1機につき30人待ちという状態でしたね。それが今では、プライベートジェット機を買いたいなんて言えば、実に30機の豊富なラインナップの中から、自由にお好みのジェットが買えちゃいますよ」

    Mesinger氏曰く、この1年間で、中古プライベートジェット機の売り出し価格も、約4割引の値下げが当たり前なんだとか。例えば、東京~ニューヨークのノンストップ飛行さえ可能な、日本でも有名なプライベートジェット機「Gulfstream V」2003年モデルの相場は、1年前ならば4200万ドルは下らないとされていたのが、現在では2500万ドルぽっきりで買えちゃうそうです。ルイ・ヴィトンも保有しているボンバルディア製の「Global Express XRS」は、同じく2003年モデルでありながら、やはり1年前の4800万ドルから下がり続けて、現在は3000万ドルで取り引きされてるようですよ。

    一度、坂を転げ落ちればもう止まらないといった不況の嵐で、中古プライベートジェット機の放出のあおりから、今度はプライベートジェット機メーカーが、大幅減産および人員削減へと向かっており、まだまだ値下げの可能性も否定できないそうですね。

    ただし、今がかつてない好機かもしれないのは確かなようでして、プライベートジェット機のサービス提供を手がけるNetjetsのチーフエグゼクティブとなるRichard Santulli氏は、こんなふうに語ってくれましたよ。

    「金融機関が融資を渋っている現在、この破格値でも売れ残っている中古プライベートジェット機が、まだ多数市場にあふれている。いざ銀行からの融資が幅広く再開されれば、ここまで金利が下がっている以上は、買い手が殺到することになるだろう」

    お金をお持ちの皆さま、下手な投資なんてするよりは、ドドンとプライベートジェット機に投資しておくと、また景気回復後に、超美味しい思いも可能かもしれませんよ。それまでセレブ生活も満喫できそうですし、いかがでしょう? あっ、その前に、そんな大金があったら欲しいですよね…

    NYTimes

    John Mahoney(原文/湯木進悟)

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