製作・ロッキード・マーティン。解説は同社上級テスト飛行士アラン・ノーマン(Alan Norman)さん。F-22プログラムには「1999年からテスト飛行に参画し、通算650時間飛んでいる」そうですよ。ここ数年はF-35のテスト飛行を担当しています。
ノーマンさんが語る第5世代戦闘機の特徴は、
・ ステルス。その姿が見えない。塗料、形状とステルス技術は進化してきたが、F-35では最初の組み立て段階から武器を内蔵するなどステルス性を追求している。
・ 他の航空機にはない無類のエアロダイナミックス(空気力学)
・ 他の航空機パイロットにはない情報量
・ 保守点検の万全な体制
・ 「エアロ・ドミナンス(空中支配力)」―機体を撃ち落とし、地上を空爆するだけでなく、いつでもどこでも機体を制御できる。どんな戦闘機よりも速く(音速の1.5倍)、高く飛べる。
など。初めて乗った時には他の飛行機をいかようにも追いかけられるので、スゴいなーと思ったそうです。
戦闘機から「image」ボタンを押してるのは、地上戦闘部員に空中の画像を送信してるシーン。こうして空と地上の連携も取れるというわけですねー。
第5世代戦闘機はとっても頭がいいので、どこか悪いところがあると自分の方からスタッフに教えてくれます。あそこが痛い、ここが痒いと訴える元気な病人のように。しかも着陸前から言ってくるので、到着する頃には既に交換用パーツが揃えておけるのだとか。いやはや。
ヘルメットを被ると、まるで別人になるノーマン操縦士は最後にこう語ってます。
「毎日乗るたびに感動です。自分たちはなんてものを作ったんだろうと、思わずにはいられません。我々にとっては息子のようなものですよ」
予算続くといいですね…。
Jesus Diaz(原文/訳:satomi)
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