iPhone/iPod touchとアップルの次期端末に入る次世代OS「iPhone 3.0 OS」がついに発表に! ここではみなさんが知っておくべき全情報をリアルタイムでまとめておきます。
iPhone 3.0 OSの主なアプリ機能100件を超える新機能の中にはあの待望の…コピペも!
●コピペテキスト上をダブルタップすると、ダイヤログボックスが開いて「カット、コピー、ペースト」のオプションが選べる。またダブルタップすると、クリップボードに貼り付けたものがある時は“貼り付け”のバブルが開く。

このコピペは全アプリ共通で使える。選択範囲は親指を使って広げることができる。貼り付けたくないものをウッカリ貼り付けちゃったら、iPhone本体をシェイクする(振る)だけで取り消せる。
●写真もコピペ
コピペは写真もできる。アクションボタンをタップすると複数の写真も選択可。あとはメールにコピー、ペーストして送信するだけ。
●新SpotlightiPhone OS 3.0はSpotlight内蔵。デバイス内の情報はすべて検索対象になる。アプリ内の情報も、そのアプリが新Spotlightに対応し次第、検索に引っ掛かる。

上のスクリーンショットを見ると、Spotlightの検索結果にアドレス帳、地図、iPod、アプリ内の情報まで出ているのが分かる。
●メール、カレンダー、iPodの検索 以上3つのアプリでは特別な検索インターフェイスを使っている。メール内検索はまだメッセージ本文まで対応してないが、IMAPサーバー内検索はサポートしているので、Gmailにログインする時間が大幅にセーブできるね。●3Gテザリング iPhone 3Gをラップトップに繋ぎ、ネット接続モデムとして活用できる機能。利用には電話会社の許可が要るだろうし、その分利用料も高くなりそうだ(その辺の発表はまだナシ)。

●マルチメディアメッセージング(MMS) メールできない携帯持ってる人たちにリッチコンテンツが送れる新通信手段。新MMS機能では画像から音声、VCardまでなんでもメッセージに取り込んで送信できる(ただし動画については発表ナシ)。 僕はメールがあるから使い道ないけど、欲しがってる人もいる模様。

アップルのiPhone OS新バージョンには新ウィジェットも入っている。:
●音声メモアプリ 読んで字のごとく、声や、他のどんなサウンドでも録音してメモが残せる機能。どんなアイディアも忘れない! FBI特殊捜査官ごっこもできる!
新「iPhone OS 3.0」では1000のAPIが加わり、ケーパビリティーがさらに拡張した。

• 新APIではWiFiネットワークがなくても、2台のiPhone同士を直接WiFiでP2P接続できる。これは互いの存在をBluetoothで探知しあってWi-Fiで繋ぐ、というもの。バルセロナのMobile World Congress会場で見た技術なので、こちらで動画をご覧になると大体の感じがつかめると思う。
これができると、いろんなことができるよね。楽曲転送はさすがに許可しないと思うけど、他の情報はなんでも転送できるだろうし、2端末のアプリ同士で直接コミュニケーションも可能だ。例えばペットゲームで犬2匹を一緒に遊ばせたり。
プッシュ・ノティフィケーションと合わせると、iPhone同士でゲーム対戦の招待を飛ばし合ったりもできそうだ。
●コンテンツは遠隔でブラウジングできる iPod内蔵アプリでは、他の人たちのiPhone/iPod touchに入った楽曲はもちろんブラウジングできないけど、 アップルのForstall氏によるとサードパーティーのアプリではそれが可能らしいよ。●iPhone/iPod touchは周辺機器のリモコンにも使える以下は、iPhone使ってラウドスピーカーのサウンドをエコライズしてるところ。

応用はエンドレス。Johnson and Johnson社では早速グルコース(ぶどう糖)計測モニタリング装置につなげるアプリ「LifeScan」をリリースする。これは何か異変があると他の人に自動で警告がいく機能までついてるんだって!
●アプリケーション内Map
新アプリでは地図も直接使える。これからは地図もAPIとして活用できる。
●ターン・バイ・ターンの方向指示機能
開発者はiPhoneから引き出したGPS情報を独自のマップと組み合わせて、曲がり角ごとに進路を指示するアプリも作れる。 3G接続やGoogleに頼る必要はない。

●プッシュ・ノティフィケーション(通知)機能ついに実現
iPhone OS 3.0アプリではウェブ情報が自動受信できる。例えば新規のIMメッセージがきたら、iPhoneにバイブや音で着信アラートが入る。これはアプリがオフのときでも作動する。

●アプリ内音声コミュニケーション
iPhone 3.0アプリはVoIPサービスも利用可。つまり例えばゲームで対戦しながら、他のユーザーとチャットも楽しめる、ということ。これは通話機能を使うんじゃなく、Wi-Fi接続経由のネット電話だよ。
●ランブリング(Rumbling) コンソールのジョイスティックみたいに、ゲームその他のアプリを使う際にはランブル操作が可能になった。●録音 この録音機能はサードパーティーのアプリでも使える。●アプリから楽曲にアクセス 今後のアプリでは、iPhone/iPodのミュージックライブラリにもアクセスが可能となる。つまりアプリを起動中、手持ちの音楽も流せる、ってこと。App Storeの新機能開発者・消費者双方に新しい購入方法を提供。
● アプリのサブスクリプション(購読利用)サービス
- ひとつのアプリを購入後、コンテンツを追加購入できる(タウン情報アプリなら新しい街を追加したり)
- ゲームはひとつのレベルをクリアすると、次のレベルを追加購入できる。
基本的にこれで開発者も、アプリを1回売っておしまい…ではなく、売り物が増えることに。消費者はとりあえずアプリを買って気に入ったらそのエクスペリエンスを徐々に拡大していける。
● この仕組みはアプリ内で直接利用できる。内部の決済はApp Storeを通過してるのだが、ユーザー的にはストアに行かなくてもアプリ本体から直接追加購入できてしまう。

iPhone OS 3.0は、iPhoneユーザーは誰でも無料でアップデートできる。第1世代iPhone利用者も無料で更新できるが、Stereo Bluetoothサポートのように第1世代端末がサポートしてない機能も一部ある。 iPod touchユーザーは9.95ドルの有料。
ベータ版申し込みはこちらから(英語版)。
Jesus Diaz(原文/訳:satomi)
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