田園地帯に未来的な建物、なんか不思議な風景ですよね。
これは、MADと呼ばれている中国人の建築家達が、中国・貴州省の省都貴陽(Guiyang)の花渓(Huaxi)に建設予定のシティーセンター用にデザインしたものだそうです。
彼らは、ガラス、スチール、コンクリートを使った作品を手がけるアーティストで、最も重要視すべきコンセプトは、最大限に環境への優しさを考慮した環境保全性のある街づくり。そして、たどり着いたのがスケスケな建物群でした。
彼らが提案するこのデザイン、あんまり好きじゃないとは言いません。彼らの魂のこもった、環境との関連性を考えた壮大な試みを感じますから。でも、あまりにもプライバシーが無いのが気になります…。
一目瞭然ですがMADのデザインしたビルには、ほとんど壁というか、囲われた場所がありません! 大自然を見ながら、お風呂にはいたり、トイレにいったりするのは結構気持ちいいのかもしれないですよね。でも、誰かが見てても別にOKって吹っ切れるようになるまでには、かなり時間がかかりそうな気がします…。
それでは、ギャラリーでWiiリモコン風なのはBIGとか、いくつかのスケスケをコンセプトにしたビルをご紹介したいと思います。
このPodling村なら、少しだけプライバシーがもてるかも?

この都市計画は、11の建物からなっていて、どれも斬新なデザインばかりです。この自然がいっぱいな田園風景と近未来的なビルのコラボ、地球温暖化を考えると結構いいものなのかもですね。プライバシーさえちゃんとあれば・・・。

[MAD via designboom and Dezeen]
Wilson Rothman(原文/junjun)
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