ピー、ガー、ヒョロロロローッ
今となっては古のバカデカいPCの時代、変な音を発するモデムに、長い電話線を引っ張ってきてつないで、ちょっとメールを送受信するだけでも、待たされるわ、遅いわ、よく切れるわって、でもインターネットといえば、そんなイライラいっぱいのダイヤルアップ接続が当たり前だった頃のこと、覚えてますか? また戻ってみたい、懐かしき思い出の日々…
な~んて、いざ高速快適なブロードバンドを体験しちゃうと、そんなダイヤルアップ接続時代へ帰ることなど考えもしないなんて思いきや、なんのなんの驚くべきことに、あっさりブロードバンドは解約しちゃって、自宅のPCでは、たまにメールとかするくらいだから、取りあえず以前のようにプロバイダーのダイヤルアップ接続プランを申し込んどくって人が、米国で急増中なんだそうです。
「この不況の折だから、毎月数千円レベルでも、ブロードバンドを解約して浮かしたかった」
「インターネットに接続するだけでも一苦労となってしまったが、もはや背に腹は代えられない」
「いつもハイオクを入れてたのに、レギュラーガソリンで我慢するようなもの。とにかく、今は遅いダイヤルアップでも辛抱の時だと考えている」
そんな声が、全国各地から届いているとのことですが、う~ん、ネットがないと生きてけないボクにとっては、プリウスから馬車に乗り換えるくらいの、とんでもないスピードギャップだってあると思うんですけど、でも、いまや各プロバイダーから、キャンペーン満載のダイヤルアップ接続プランが、ちょっとしたブームにすらなっていて、中高年層の世帯を中心に、ブロードバンド解約者も急増中なんだとか。
まぁ、確かにねぇ、思い切って解約すれば、年間にして数万円の節約になることは間違いないんでしょうけど、あの写真すらろくにダウンロードしてこれないダイヤルアップ接続環境に舞い戻る選択だけは、最後の最後までしたくないかなって思うんですけど、いかがなものなんでしょう? ギズ読者の皆さまの中にも、泣く泣くブロードバンドはやめちゃったなんて人、いらっしゃいますか?
今回はコメントにて、あなただけのケチケチ究極のネット節約プランなどなど、またよろしかったら教えてくださいね。あっ、でもそもそも、ここで記事を読んでる時点で、ブロードバンド常時接続環境の皆さまばっかりでしょうかね…
[Orlando Sentinel via Crunchgear]
Dan Nosowitz(原文/湯木進悟)
【関連記事】
・インターネット事件簿 : iPhone泥棒が記録的な早さで捕まる
・インテルのバレット会長が語るパラノイア、Coreブーム、ギガヘルツの終焉