ネットの音楽展開はこうやれ!…と。またまたナイン・インチ・ネイルズ(NIN)のフロントマン、トレント・レズナーがバシバシッと出してきましたねー。
きっかけは去年夏。レズナーがコンサート前に楽屋でiPhoneしてたら、会場外に並んでるファンたちもiPhoneで写真アップして暇潰してたんで、同じTwitterアプリで楽屋の写真をアップしたげたんだそうです。そこから、iPhone/iPod touchアプリをつくろうという話になり、今回やっと実現に至ったわけですが、これがなかなか見事な出来栄えなんですよ。
ミュージシャンが使えるWeb2.0機能を全部スリックなパッケージにまとめました。カスタムプレイリストに楽曲ストリーミングをシームレスに統合し、NIN独自のネットワークにTwitter風のソーシャルネットワーキウング機能も加えています。
現在地そばにファンがいれば探して一言メッセージが送れる機能もありますが、これは半径2マイル、10マイル、15マイルまでは絞り込めても、それ以上はムリ。ちゃんとプライバシーに配慮してるんですよ。
すごいのはコンサート会場からファンが写真・映像・テキストを投稿すると、ケータイのGPSで現在地を割り出してGoogle Earthにグイーンと落としてくれること。分かりにくいと思うので、動画の4:45ぐらいから地球儀が出てるとこ見てくださいね。
まるで音楽の未来を箱に詰めたような! 音楽業界のメインストリームからどうしてこうゆうのが出てこないんでしょうね? レズナーは、「レコード会社のエグゼキュティブは誰も、インターネットが何で、どういう仕組みで動き、みんなどうこれを使って、ファンと消費者がどう交流してるのか理解できていない。- まるで分かっちゃいないのさ」と、またまた辛口なこと言ってますが…。
アプリは無料。アップルから最終の承認が下り次第、あと何日かでリリースとなる見込みです。もうiPhone 3.0対応のバージョン2.0も開発中で、そちらはGoogle Mapsとプッシュノティフィケーションも統合するようですよ。
因みにレズナーはTwitterもやってて、セレブなんだけど自分でつぶやき打ってます。まあ、ジョン・メイヤーほど頻繁じゃないとは思いますけど。
matt buchanan(原文/訳:satomi)
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