なんか、海外ドラマで性犯罪者の部屋から発見されそうな写真ですけど・・・
これはTSA(《米》運輸保安局)が危険人物を特定するために導入した全身スキャナーで撮影された画像なんです。全身をスキャンして見ちゃうことによって、金属探知機では探知できない自爆テロなどを企てる武器を機内に持ち込むのを防げるそうです。とはいえ・・・かなりシッカリ見えてますよね。びっくりですよ。
と、他人ごととして驚いているあなたに、更なるびっくりなお知らせです。なんと、TSAでは全身スキャナーを全ての乗客に実施する計画がもちあがってるというのです。どうやら、6つの空港で実施されたトライアルでの反応は上々で、TSAは全ての乗客を金属探知機ではなく、全身スキャナーに通したいと考えているようです。ということは、飛行機に乗る人は、漏れなく直接じゃないけどセミヌード? ほぼヌード? を見られちゃうことになりますね・・・。
ちなみに、検査官は現場から離れた所にいるので実際に全身スキャナーを通ってる人と、セミヌード状態の映像を結びつけることは出来ないそうです。つまり、「ウッシッシッシ。あのカワイコちゃんの体ってこうなってるんですな」って思いながら、実物とスキャンされた映像を見比べたりする事はできないんです。全ての乗客に適用するならTSAはそのことを周知しなきゃですよね。まぁ、周知したところで賛否両論って感じもしますけど・・・。
一応、全ての金属探知機を全身スキャナーに交換することによって液体100mlルールのチェックが簡単になるっていうメリットもありますよね。でも、この全身スキャナーって1台10万ドル~17万ドルもするそうです。テロ対策だからしかたないって事になるのかなぁ?
それにしても、話し変わりますけど、真面目に、もし僕の裸を見るならTSAにはお金払ってもらわなきゃですよ。その価値ありますから!
[NYT and Budget Travel ]
Mark Wilson(原文/junjun )
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