皆さん大好きなDIYの時間です。今回は電気自動車、しかもプラグインハイブリッド。
つい先日日本列島縦断の旅をフィニッシュしたばかりのZEVEX PHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)ジムニー。もちろん車検も取得、公道走行可能です。続きを読むから、このPHEVを詳しくご紹介。
まず最初、電気自動車として改造。簡単にいうとエンジンを取り去り、その代わりにEVフォーミュラ・レースにも使われているモーターを装着。パワステ用バキュームポンプは別途小型モーターで負圧を作っています。ミッションはそのまま利用。バッテリーは荷台に設置しています。
この電気自動車の状態で車検を取得。ドアがなくても車検は通るんですね!?
その後ソーラーパネルを装着した2号車を製作、ロシア冒険にでかけたりとEVによる実走行アタックは過熱。しかし天気以上に気まぐれなロシア人に阻まれるなどトラブル発生。やっぱり日本だよね、ってことになったのか今度は新しく「プラグインハイブリッド」システムを追加装備した1号車で日本列島縦断の旅にでることになりました。
プラグインハイブリッドにするための追加装備とは、「発電機」。
2台の100cc発電機はホンダ製で、スズキにホンダとはこれまた違う意味でハイブリッド?
モーター、エンジン走行の切り替えは手動。通常はモーターで走行しますが、バッテリー残量が少なくなると発電機を手でスタートさせて発電させます。この電気がモーターへと給電され、モーター走行できるという仕組です。
日本列島縦断の旅では、100Vの家庭用電源で3〜4時間充電、その後20kmほど走行して停車、充電を繰り返す電気自動車(EV)走行を基本とし、充電ができないときだけ緊急避難的に発電機を回してハイブリッド走行を行っています。結果としてトータル燃費は50km/Lオーバーですから、かなりいいですね。
待ち乗り専用のアシ車に、PHEVは最適かもしれません。ちょっと作りたくなってきました。自作つながりってことで、是非Make Tokyo Meetingでも展示走行して欲しいです。
(野間恒毅)
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