NYタイムズがソニーDSC-WX1 vs. フジF200EXRの暗所コンデジ対決!王者は...

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    NYタイムズがソニーDSC-WX1 vs. フジF200EXRの暗所コンデジ対決!王者は...

    暗所撮影の感度2倍! ―と聞いて、霊媒師に会いにいくなんて、NYタイムズもやるなあ。

    暗所撮影は、コンパクトカメラで「手ぶれ補正以来の最も重要な」技術改良が起こってる分野だと説くNYタイムズ紙デイビッド・ポーグ記者が、こないだの特集でフジフイルムのFinePix F200EXRソニーのDSC-WX1でフラッシュを焚かずにどれだけのものが撮れるかテストしました。

    結果は...どちらとも暗所撮影はメチャすばらしいギャラリーはここにありますので、ぜひ自分の目で確かめてみてください。下に解説を要訳しておきます。

    [NYT「No Flash? No Problem」ギャラリー解説]

    No.1 ソニーDSC-WX1(350ドル)とフジFinePix F200EXR(320ドル)は、暗所撮影のために特別にデザインされた新センサ搭載のポケットカメラ。以下のサンプル写真は、どれもフラッシュ焚かずに撮ったものだ。

    No. 2 キヤノンvs. ソニー。 僕が好きなキヤノンのコンパクトカメラSD880(519.99ドル)はほぼ全てにおいて優れているが、こと暗所撮影に関しては今回用意した2つのカメラに遠くおよばない。ソニーのセンサは光の感度が格段に良く、シャッターをそんなに長く開きっ放しにしなくていいので、手ブレもない。

    No.3 もう1枚。小さな天窓の明かりだけを頼りに地下で撮影してみた。ソニーは右。SLRには敵わないにしても、他のポケットカメラよりずっと優れている

    No.4 キヤノンSD880 vs. フジFinePix F200EXR。ろうそく1本でバラを撮影。フジはカラーとディテールが実に素晴らしい

    No.5 右:フジの特殊なEXRモード撮影では、カメラが2つのピクセルセンサーからの光の情報を統合するため、もっと光の感度の良い6メガピクセルの写真に仕上がる。

    No.6 フジのダイナミックレンジモード。すごく明るいところや暗いところのディテールが、普通より細かく撮れる。

    No.7 ソニー。明るいところを撮っても、暗所のすごさはない。キヤノンなどに比べ、ややソフト。

    No.8 ソニーは1秒に10枚撮れる(撮影後は処理完了まで18秒待たなきゃならないが)。

    No.9 ソニーのパノラマモード。シャッターボタンを1回押して動かすだけで、あとはカメラが写真を自動的に継ぎ合わせてくれる。超ワイドなので、ここでは1枚の写真を2枚に切って表示してみた。

    No.10 ソニーにも弱点はある。夕方、裏庭でポートレート設定で撮っても顔認識機能はうまく作動しなかった。

    No.11 ソニーの真価が出るのは、こうした従来ほぼ不可能だった撮影だ。日没45分後。池は真っ黒。肉眼でも、ここまでは見えなかった。

    No.12 ソニーもフジも普通のカメラより暗所撮影は格段にいい。結論的には、ソニーの方が良く撮れた写真が多かった。例えばこの写真では、フジの方の写真は空が粗くなっている。

    なるほどー。軍配はソニーにあがったようですね。ソニーはスライドパノラマ(Sweep Panorama)や高速連写(Burst)といったクールな機能もついてますからね。

    因みに気になるお値段、米国ではソニーDSC-WX1(350ドル)vs.フジFinePix F200EXR(320ドル)ですけど、日本はソニーが米市場とほぼ同じ3万円台半ば(3万5422円)なのに対し、フジは2万円台前半(黒2万3542円/シルバー2万2934円)で、だいぶお求め易くなってます。

    スライドショーもさることながら、霊媒師に会いに行って薄気味悪い人形を撮るビデオも必見ですよね。ポーグ記者が製品・サービスを楽しく紹介する動画は他にもありますけど、この霊媒師は彼が選ぶ年間賞Pogieアワードも行けるんじゃ?

    [New York Times]製品情報:フジFinePix F200EXRソニーDSC-WX1

    Joanna Stern(原文/訳:satomi)