見えない存在というのは興味をひきます。
しかし電波というのはそもそも見えないからそういうものだと思っていましたら、なんとそこに興味を惹かれてRFID(Radio Frequency IDentification : 電波による個体識別)をヴィジュアル化した人が! Oslo School of Architecture and DesignのJack SchulzeさんとTimo Arnallさん。
RFIDの領域に反応する特別仕様のLEDスティック、そのLEDの光を露光時間を長くして撮影。これをストップアニメーションでまとめる、ちょっと気の遠くなるくらい手間のかかる作業。「テクノロジーのマジックのような素晴らしさとその問題点は目に見えない」ということに興味を惹かれたのが、このプロジェクトの発端だそうです。
光で表現されるのは、RFIDの電波領域ではなく、その領域内で読み取れる(反応する)ところ。これは、埋め込まれたタグとそれを読み取るものによって変わってくるそうです。
目に見えないけど、確かに存在するもの。今の世界はそんなものが身近にたくさんありますね。
[PopSci]
Rosa Golijan(原文/そうこ)