かなりMっ気たっぷりな男性向けの治療法のような気も...
2010年も元気にイッテますかぁ? 悲しいことに寄る年波などには勝てず、いつの間にかバイアグラなどのED(勃起不全)治療薬の助けを借りるしかなくなってしまったよな~というあなたには、もしかすると究極の救世主がイスラエルからやって来るかもしれません!
なんの薬も注射の助けも不要で、まるで若返ってしまったかのごとく、みるみる夜も超元気に夢の楽しい性生活を再び営めるようになる。そりゃぁ、そんなウマイ話があれば、世の男性軍の大勢が猛スピードで飛びついちゃいそうですけど、いやいや、やっぱり甘い話には必ず裏がありますね。だって、この究極の中東発の治療法って、なんかか~んなりアソコが痛そうなんですよね。この刺激的な痛みに耐えられれば、再びベッドでの幸せが貴男のものに...という交換条件が伴いますよ。
な~におぅ、少々の痛みと引き換えにでも、若さあふれる精力を取り戻してみせるわいっという勇敢なあなた、それでは、世界でも大注目を集めつつある究極の勃起障害治療法の現場を、どうぞ続きにてトクとご覧くださいませ。
イスラエルはハイファにあるRambam Medical Centerで誕生したEDの最新治療実験には、昨年実施された第一弾テストに20名のボランティア男性が参加。治験参加男性の平均年齢は56歳で、いずれも約3年間に渡って勃起不全の悩みを抱え続けていたのだとか。かなり勇気の求められるボランティア応募になりましたけど、やっぱり若かりし頃の夢のセックスライフを取り戻せる可能性がわずかでもあるんだったら、少々の危険を冒してでも参加してみたいとの強い願いを皆が表明したんだそうですね。
「今回、人体で初めてテストされる最新治療法について簡単に説明するならば、要はペニスに低強度の衝撃波を当てることにより、血流を改善して勃起障害を取り除きます。まるでコンピューターのマウスにも似た特殊な衝撃波発生装置を、ペニスの特定の5カ所に順番に当てながら、各部に3分間で300回の衝撃波を照射する治療を3週間のセッションで継続します。その後、同じく3週間の休養期間を設けた後、再び同じ照射治療を続けることになります」
そう淡々と語って今回の治療研究プロジェクトチームを率いるRambam Medical Centerのヨーラム・ヴァルディ神経泌尿器科部長なんですけど、えっ、でも、なんか男の大切なアソコに衝撃波を当てまくるって、ちょっと怖くないですか? どれくらい痛いモノなんでしょう?
「ペニスに加えられる各衝撃波の圧は約100バールとなっています。この100バールの衝撃の強さを想像しやすいように、身近な例を挙げて申し上げますと、シャンパンボトル内の空気圧力の約20倍といったところでしょうか。でも、心配しないでください。そんなに痛すぎて耐えられないっていうようなものではないですよ。体重60kgの女性が履くハイヒールのかかとで、ペニスを思いっきり踏みつけられるよりは、よっぽど痛くもなんともないですから...」
ぎょえぇぇ、こっ、これは、かなりマゾっ気たっぷりな治療に耐え忍ばねばなりませんよねぇ。十分もうアソコを痛めつけられる想像だけでも辛い気がするんですけど...
「第一次治験の結果は非常に良好でした。衝撃波治療で身体に障害を負った者はだれもいませんし、特に副作用なども生じていません。治験に応じてくれた20名の男性のうち、実に15名が、全治療過程の終了後に著しくEDの問題が解消したとの判定を受けています。まだまだこの実験は始まったばかりで、効果性を上げていくために行わねばならないことが山のように残っています。しかしながら、今後も研究を続けて、ぜひともEDに悩む世の多くの男性に究極の治療法を提供すべく励んでまいります」
そう語るRambam Medical Centerのヴァルディ部長には、医学界でも各方面から大きな賛辞が寄せられているのだとか。なんでも衝撃波によるED治療の優れた面としては、しっかりと全クールの治療過程を終了すれば、その後は半永久的に勃起不全の問題に悩まされることがなくなり、常に性行為の前に服用せねばならないバイアグラなどの治療法とは比較にならないレベルで継続効果を見込めることにあるんだそうです。
現在のところ、まだこの治療を受けるには、はるばるイスラエルまで飛ばねばなりませんけど、ほどよい痛みでインポと永遠にオサラバできる見込みがあるんだったら、この衝撃波の荒治療も捨てたもんではないですよね...
Rosa Golijan(原文/湯木進悟)