「キンドルの代わりにiPad!」と張り切ってるみなさま、もしかしてアメリカ以外は発売時「iBooks抜き」になるみたいですよ。
最初に気づいたのは、各国AppleサイトへのiPad登場を今か今かと心待ちにしていた海外ウォッチャーたち。まずアメリカの次にiPad登場が早かった組のAppleオーストラリア版で、機能紹介ページから電子書籍の記述だけゴッソリ抜け落ちていることが確認されました。
あれ? 落丁? ...と思ってたら、Apple英国版も...ない。 先ほど公開になったApple日本版も...ない。いくらスクロールダウンしてもiBooksが...ありません!
現地出版社とまだライセンス契約が成立してないんでしょうか? それともずっと海外は「ナシ」なのかな...。電子書籍リーダー「iBooks」(iTunesの書籍版)はiPadの目玉です。そんな易々と「抜きで発売」なんて見切り発車しないと思うんですけどねー。日本はWiFi対応版が3月、3G対応版が6月発売の予定(UPDATE:サイトでは3Gは「4月発売」になってますね)。あんまアメリカより発売が遅れても悲しいけど...。iPadがサポートしてるのはePubのデジタル書籍ですよね。Kindleアプリで一挙解決とかなら嬉しいですけど...気になります。
虫眼鏡で見ると、日本版および英国版は欄外にこんな但し書きが...。
「Some features and applications are not available in all areas. (地域によっては一部の機能、アプリケーションをご利用いただけない場合があります)」
「場合があります」というか、アメリカ以外の国はまだどこも出てないんですけど...(お隣のカナダもない)。オーストラリア版(下)にはもっと真ん中直球な但し書きが出てますよ。

「iBooks available in the U.S. only.(iBooksがお使いになれるのはアメリカ国内だけです)」
そんな馬鹿な! 信じられない!
僕が英国在住だったら目の錯覚かと思って、10分置きにF5キー押しちゃいますよ、これ。(アップルが交渉中の)ペンギンはイギリス、アシェットはフランス、マクミリアンは元スコットランドで現ドイツ、ハーパー・コリンズも英米合併じゃないですかね。
[Apple Australia via Engadget]
Kat Hannaford(原文/satomi)