この2人の女性、誰だか分かります? そしてその関係は?
向かって左側のウインクをしているのはイギリス人の歌手/女優Zooey Deschanel。そして右側のポートレートはAda Lovelace。
Ada Lovelaceといえば、ご存知の方も多いかと思いますが、Lord Byronを父に持つ1852年に他界した世界初の女性プログラマーと呼ばれているイギリス貴族の女性ですよね。その、Lovelaceの生涯をテーマにした映画「Enchantress of Numbers」が撮影されることとなり、主役のAda Lovelace役を演じるのがZooey Deschanelかも? ということで、ちょっと話題になっているようです。
死からおよそ150年が経ち、5月24日のテクノロジーと化学産業の分野で最新技術をリードする女性たちを讃える日の象徴となりました。なぜLovelaceが世界初の女性プログラマーと呼ばれ、テクノロジーの世界の女性たちのアイコンとなった経緯はこんなかんじです。
Lovelaceは、もともと数学にとても興味がある女性だったのですが、イギリス人数学者/発明者のCharles Babbageの解析エンジンと出会い、とても興味をひかれ、のめり込んでいきました。ちなみに、この解析エンジンは実現することはありませんでしたが、初期のコンピューターと言われています。
Lovelaceは、この解析エンジンについてBabbageがイタリアで講演した際にイタリア人数学者が記録した書籍を英語に翻訳しました。でも、Lovelaceはただ翻訳しただけじゃなく彼女自身のメモや注釈を付けたのです。その注釈の中には、コンピュータープログラムも含まれていて、もし解析エンジンが組み立てられていたら、完璧に解析エンジンに処理されていたと推測されるようなプログラムだったとか。ということから、世界初の女性プログラマーと呼ばれるようになったわけです。
そんなLovelace役をZooey Deschanelが演じるというのは、まだ正式に決定したわけではないようなんですが、Zooeyは、プロダクションのTwitter上でEnchantress Of NumbersでAda Lovelacw役を演じるとツイートしたり、Bruce Beresfordは今秋に時代劇のドラマをディレクションする予定とツイートしているそうなので、本当っぽいですよね。
ちなみに、Zooey Deschanelは、ご存知かもですが「パッション」や「ラストフライト」などを撮影した映画カメラマンとハリウッド女優の娘で小さい頃からガーリーファッションのシンボルとして注目されていたりしています。女優としての最近の作品は「(500)日のサマ」、シンガーとしては、「Baby It's Cold Outside」で、日本での人気もググっと上昇したとか。
個人的には、ZooeyにLovelace役はぴったりだと思うし、尊敬すべきLovelaceをお気に入りのZooeyが演じるなんて、かなりテンションあがるので、彼女がLovelaceを演じてる姿を観れたらいいなぁーとドキドキしながら正式発表を待ちたいと思ってます。
[Production Weekly via The Nod]
-Kat Hannaford(原文/junjun )