iPadはまさに未来のコンピューター。
でも、そんな未来のiPadでも特筆すべき点はバッテリーじゃないでしょうか。米GIZMODOの厳しい状況下でのテストでは、なんと約6時間も使えたんですから。
もっとも、先のレポートによればiPadのバッテリー持続時間はアップルの公式発表の10時間を超えて、動画再生のみの場合11時間〜12時間も持つことが報告されていました。しかし、今回のテストでは、終始Wi-Fiをオンにし、画面の明るさも最高にしつつ、最大音量でビデオストリーミングとグラフィックゲームを行き来した結果で、5時間54分ということですからすごくありませんか?
実験してみて思ったのは、もし完全にiPadが本や雑誌の代わりとなるなら、バッテリーの心配をせずにバッグに入れておけるiPadはとても魅力的だということ。実際iPadの電池の持ちなら、簡単に実現できますよ。あと、iPadはスマートフォンというより、ノートPCに近い感覚でした。もっとも、電源をさしながら操作するっていうものじゃないけど。
で、気になる実験結果がこちらです。
100% - スタート!45分 ゲーム (Red Alert)
45分 動画 (Vimeo)
85% - 1時間30分経過45分 動画 (Netflix)
15分 ゲーム (Aurora Feint)
61% - 2時間30分経過1時間 動画 (Netflix)
44% - 3時間30分経過1時間 ゲーム (Plants vs. Zombies HD)
26% - 4時間30分経過30分 ストリーミング動画 (Netflix)
30分 ゲーム (Zen Bound)
9% - 5時間30分経過24分 ゲーム (Plants vs. Zombies)
0% - 5時間54分
ここで大切なのは、全てをオフにして、電力を最低限に抑えた公式の駆動測定の方法ではなかったことです。
以下に続きます。
たしかに、普段僕らが使うような動作(いくつかのビデオをみて、ウェブサーフィンして...)なら公式の駆動時間は重宝するでしょう。しかし今回のテストでは、なるだけバッテリーを消費させるような、ヘビーな動作をずーっと行いました。言い換えれば、これはどんな操作をしても最低でも6時間は持つということを保証するもので、これはとても心強いことです。
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下の写真は、FCCから公開されたiPadの内部写真。iPadのほとんどの空間がバッテリーに使われていることがわかるとおもいます。(予想してたよりもほとんどの空間を占めてますよね!)
iFixitによれば
1時間に3.75V・24.8Wを消費するバッテリーが内蔵されています。対照的にiPhone 3GSは1時間に4.51Wを消費するバッテリーを内蔵し、MacBook Airは1時間に40W消費するバッテリーを持っています。
特に、iPadのバッテリーは3.75Vのリチウムセルを並列でつなぐことによって十分なバッテリーライフを可能にしたようです。
と説明しています。
結構電力を消費するiPadですから、充電もiPhoneのようにPCに接続するよりは10Wのパワーアダプタを使う方が早く充電できます。お使いのPCによっては、電力が低いUSBポートが影響して、USBポートから充電が出来ないなんてレポートもあります。ということで、充電に関しては電源アダプタを使うのがベター。
今全世界はこの第三のカテゴリのデバイス、iPadに注目が集まっています。しかしこれだけは言えるでしょう。iPadのバッテリーについて心配することは何もない、と。
[Thanks to David for the grueling task of playing Plants vs. Zombies and streaming Netflix for 6 continuous hours]
Kyle VanHemert(原文/遠藤充)