アップルの次はマイクロソフト! 現代版女工哀史の悲惨

    アップルの次はマイクロソフト! 現代版女工哀史の悲惨

    ガジェット百花繚乱の背景にはこんな現実が。

    アップルの生産現場がひどい環境にあることはすでに報じられたとおりですが、マイクロソフトも例外ではありません。

    National Labor Committee(NLC)のレポートではマウス、ウェブカム、Xboxの周辺機器を製造する会社KYEでの劣悪な労働環境を告発しています。KYE社はマイクロソフトを筆頭にHP、ベストバイ、サムソン、Foxconn、エイサー、ロジテックアスースなど名だたるメーカーへの納入実績があり、K-Martでは自社ブランドGeniusとして販売しています。

    写真を見るだけでも異様な雰囲気ですが、実態はさらに深刻。

    ・工員は16歳くらいの勤労女子高生

    ・午前7:45から午後10:55までの長時間労働に加え、時給0.65ドル。食事代は天引きされて実質時給0.52ドル

    ・中国の巨大工場と同じく、作業者は工場の寮に住み込みで働いている。

    14人が2段ベッドが並ぶ狭い部屋におしこまれている。風呂はなくバケツにお湯を汲み、タオルで体を拭くだけ。食事はとてもまずい。

    ・工員は持ち場を離れることが禁じられている(指定の時間を除く)。

    ・男性警備員による女工へのセクハラがある。

    このレポートに対して、マイクロソフトはSeattle PIに以下を表明。

    マイクロソフトは契約ベンダーに対して、適切で安全な作業環境を要求しています。契約はマイクロソフトベンダー基準に照らし合わせ、第三者機関監査、認証された上で行います。

    我々はNLCのレポートは深く受け止め、ただちに調査を開始しました。ベンダーに問題があった場合、適切な対応をとる予定です。

    基準に適合しない場合、アクションプランの修正、再メディカルトレーニング、認証の要求、対応完了までビジネスアワードの休止、そして最悪の場合は契約終了します。我々はただちに不適切な実態を特定し、しかるべき対応を行います。

    このようなことはこのひとつの工場に限ったことではなく、どこの工場でも起きています。根本的な問題は劣悪な労働環境がなくならないこと。

    今回おぞましい事件が起きたFoxconn社だけでなく、KYE社も同じことがわかりました。つまり中国の工場はどこも同じで、メーカーはこのような実態を無視、または知らないふりをしているかです。そして今回知ってしまった私たちはどうすべきでしょうか。メーカーと同じように、知らないふりをすればいいんでしょうか。

    National Labor Committee

    John Herrman(原文/野間恒毅)

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