しかし、そんな心配はご無用です。日本の招致用の提案は、まるでSFのような未来的ガジェットで完全武装されていますから。
先日FIFAに提出された「招致ブック」からして、上の写真の通りPSPが同梱されており、各国からユニークだと注目を集めていたそうです。
2022年FIFAワールドカップ日本、題して「208 smiles」では、夢のような電子製品が次から次へと紹介されています。
具体的には...
● スタジアム観戦ARこのカードをかざすだけで、AR的なビジュアルで、ピッチ上の選手の情報を瞬時に得られる。
世界中からやってくるサポーターと、リアルタイムの音声翻訳で会話ができる。
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● Freeviewpoint Vision自由視点映像技術。スタンド内360度に設置された、200個の8K高精細カメラが自由視点で映像を捉える。
等身大以上の3D技術。
高精細度カメラが捉えた映像を3Dにして、地面に平置きした超巨大スクリーンに映し出す。
上で紹介した「Freeviewpoint Vision」や「Full Court 3D Vision」を、全世界のFIFAの208加盟国で大画面で楽しめる会場(ファンフェスト)を設置。
上で紹介した「スタジアム観戦AR」「音声自動翻訳システム」のほか、デジタルチケットや電子マネーの機能も統合したハンドヘルドデバイス。
Universal Fan Fest in 208 Nationsに至っては、「これさえあれば日本に来なくても楽しめるぞ!」と言っているかのようで、エンジニアの男気すら感じます。
ところで、こんなSFみたいなガジェット、本当に作れるのでしょうか...
発表会にいた、本プロジェクトのテクノロジー部会長かつ日本のインターネットの父である村井純氏によると「これらの技術は全て実証実験は終了しており、実現の方法を探る段階に来ている。2022年という区切りを、逆に実現加速のためのきっかけにしたい」と言っていました。
楽しみですね。日本招致に成功しても失敗しても、実現のために頑張って欲しいと思います。
(いちる)