このお安さならおトイレ用に、ジップロックと合わせてお風呂用に良さそうです。
8インチのSVGAディスプレイを持ち、バッテリー内蔵で1万円を切るデジタルフォトフレーム「EYE-Reader」。開発元のsamuraiさんから先行量産機を借りることができたのでレポートしますね。
普通のデジタルフォトフレームと大きく違うのは、「線画画像に最適化された画像エンジンを使っている」(samuraiさん談)ところ。どうやらマンガや小説、マニュアルに教科書といったコンテンツにピッタリな製品のようです。
デジカメ画像でチェック
だというのに、いきなりデジカメ画像からチェック。左上は斜めから見たの絵。上下方向の視野角はネットブックや普及価格帯のディスプレイ同様に狭め。でもコミック用、お一人さま用なら問題なし。左下は真上から撮ったの図。元画像と比べるとダイナミックレンジが狭く白飛び傾向にありますが許容範囲でしょう。右側は超高感度で撮った写真なので、このノイジーさは「EYE-Reader」によるものではありません。
マットな液晶だから、反射が少なく外光の影響も受けづらい。アウトドアで使ってもいいかも。
コミック画像でチェック
では「EYE-Reader」の得意分野、マンガ画像ではどうでしょうか。サンプル作品のなかから、乙女サバさん作の「番長と私」を表示してみました。
おお。ハッキリでクッキリでパッキリ。細かい文字も見やすい。これほんとに800×600ピクセルなんですか? あ、モアレはデジカメのせいなので、これまた無視しちゃってください。
ボディの大きさ・薄さ
iPadと並べてみました。一回り小さめですね。質量は480gとちょい軽め。
厚みは「EYE-Reader」の勝ち。いや負け?
その他、気になったところ
ストレージはSD/SDHCかUSBメモリ等が使えます。一応32GBのSDHCカードも認識してくれました。また動画(AVI・Xvid)や音楽(MP3)の再生も行えます。肝心の画像はJPEGオンリー。BOOKSCANのようなサービスを使う場合データはPDFになりますから、JPEGへの変換作業が必要ですね。
結論
コストパフォーマンスは相当に高いと見ました。ソニー・S-FrameのようなハイエンドデジタルフォトフレームやiPadの画面品質には及びませんが1万円以下だし。再生ファイル・フォーマットが少ないですけど9800円だし。布団の中で、寝る前にちょっと読書したい人にもオススメですね。なお発売は今週末からのようです。
EYE-Reader[カッパドキア]
(武者良太)