ニンテンドー3DS速攻ハンズオン!

  • author 福田ミホ
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ニンテンドー3DS速攻ハンズオン!

ニンテンドー3DSのスクリーンがどう見えるかって、そりゃあすごいです。

手に取るとあくまでニンテンドーDSなんですが、ニンテンドーDSiよりも若干軽い感じです。

今回、2分間のデモでは、実際にプレイすることはできませんでした。代わりに、任天堂が用意してくれたデモ機ではマリオとかヨッシーといったキャラクターの登場するインタラクティブ3D映像をループで流していました。

新しいスクリーンは明るく、カラフルで、3Dです。映像が飛び出してくる、というよりは、窓をのぞきこむような感覚と言ったらいいでしょうか。これは非常に自然です。ただ、スクリーンを横から見ると、3D効果は完全に失われて、色も若干あせてしまいます。

100616_3dshandson2.jpg

3Dスライダーを一番下にすると、スクリーンはフラットな2Dになります。3D深度をスライダーで調整するのは非常にスムースで、簡単すぎるくらいです。プレイ中にうっかり、やたら3Dにしちゃったりしないか、心配なくらいです。あっと言う間に立体的になるこの感じ、うまく表現しづらいんですが、ポリゴンのキャラクターが、突然飛び出すように肉感的になる、そんな感覚です。

100616_3dshandson3.jpg

スクリーン左側にある新しいアナログスティックについては、しっかり安定感があって、上下左右の動きが正確にできます。おそらくこのスティックは、ゲームのビューをコントロールするのが主目的じゃないでしょうか。これがあれば、3Dの角度を見やすいように調整できます。

任天堂は、3Dをきわめて直感的にしました。ただ、技術面だけ見ると、必ずしも完ぺきではありません。スクリーンはやや解像度が低く、けっこうギザギザが見えます。もっと映像がシャープだったら、「これこそ未来!」的なコメントももっとできたんですが...。

デベロッパーが新技術をしっかり使いこなしたソフトを出すまでは、ニンテンドー3DSでの3D体験は、大体、お行儀よく作った3D映画と一緒です。カッコは良いけど、必ずしもゲーム体験と結びつかないというか。ニンテンドー3DSがバカ売れするには、アバターの爪の垢でも煎じて飲まないと?

Mark Wilson(原文/miho)