そのうち日本でも始まるかも...
いまや空港ではフルヌードの全身スキャナーで厳しいセキュリティーチェックが進められている所まであることが物議を醸していますが、すでにオーストラリアの税関では、入国の際にポルノ画像や動画の健全性を独自にチェックする審査がスタートしてますよ。
実はオーストラリアへの入国カードには、すべての食用可能な食物、木工製品、医薬品、バイオテクノロジー製品などの持ち込みがあれば申告を義務づけ、その場で違法性および安全性などを調べられるシステムが採用されていますが、どうやらここにいつの間にかあらゆるポルノの所持を問う項目が追加されてたみたいですね。
正直にポルノに類する物の所持にイエスとチェックすると、この分野のスペシャリストである職員が、パソコンを立ち上げ、ケータイの撮影データまでも念入りにチェックして、児童ポルノなどの違法コンテンツが持ち込まれないかを調べます。あるいは、自ら申告していなくても、怪しそうに見える人はポルノチェックへと連行されかねないみたいで、欧州からの入国者なんかが目を付けられてるようです。疑われてポルノ審査を義務づけられた人の中には、著しく個人の尊厳や評判を傷つけられたと激しい非難を表明している人もいるんだとか。
オーストラリアでは、法律でインターネット上のポルノ閲覧規制が導入されるなど、かなりこの分野で積極的な一面もありますが、これが世界的な流れとなっていく可能性だって否定できませんよね...
Brian Barrett(原文/湯木進悟)