iPhone 4のバーが消える+電波障害(動画あり)

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iPhone 4のバーが消える+電波障害(動画あり)


黄ばみに続き、iPhone 4を持つと電波受信強度を示すアンテナバーが消える怪現象のご報告です。

まずはMacRumorsのFoundry Architectさんの動画からどうぞ。アンテナ兼用の外枠を2箇所ホールドするとバーがみるみる消えてゆき、下に置くと元通り4本バーに表示が戻っていってます。




Wi-Fiをオフにしても同じ問題が...。


特にアンテナ遮断するような変な持ち方をしてるわけじゃないのに、妙ですね。受信してるのにそうじゃなく表示されるソフトウェアのバグ、でしょうか? それにしては、ガラスのところをもってもバーの表示に変化はないんですよね...。


みなさんも買ったら指1本をメタル、もう1本をガラスに置くとか、いろいろ持ち方を変えてバーを見て、持ち方によって変化があったら教えてくださいね。通話中テストして切れるかどうかのチェックもお忘れなく。それなら受信の問題か表示の問題かはっきりしますので。

ここでは読者から集まった動画を全部はっておきますね。以下の動画はChris Morrisさん。やはりサービスは切れないけど、4本あるバーがみるみる消えます。


Chrisさんは5回電話中に試してみたけど、どれも通話は切れなかったそうです。シグナルがゼロ表示でも10分問題なく通話できたそうなので、表示の問題なのかな? 以下の動画ではChrisさん、バー表示ゼロで電話かけてます。


でも、表示の問題だとしたらこちらはどう説明がつくんでしょ? 以下は、読者のChris Sheehanさんが行ったスピードテストの結果です。携帯を置いたまま、手に持って、革ケースごと手に持って、という順。むき出しで手に持つと目に見えて遅いのがわかります。

100624_handsonreceptionprobs

こちらのChrisさん2は、「手に持ってシグナル表示が消えた状態では、自分から電話かけられなかった」と話してます。


以下は、読者のGarrett Hamptonさん。やはり同じ問題ですねー。バー5本から1本、また4本に戻ってます。これは心配...。
















読者のTobiasさんが、アンテナが専門のオランダ人教授の記事(自動翻訳)を教えてくれました! アンテナが外側についてるので、人間が触るとアンテナに干渉する、というお話です、なるなる。

読者のSamさんは、左サイドに触って両アンテナ繋いだ時だけ起こるそうですよ。両アンテナ繋がない持ち方って、それどういう持ち方よ!? という気もしますが。



読者のJustinさんも「起こる」とのこと。巷では「Appleはもう問題承知済み。だからバンパー第1陣出荷するんだよ」という皮肉な声も出始めています。

コメント残したtinerasさんも同じ問題アリ。彼の場合、20回以上繰り返したけど毎回同じ結果だったそうですよ?



以下はTotheFloorさんの動画。通話中どうなるか見せてます。バー1本でも電話はかけられるんだけど、「シグナル検出中(searching for signal)」の時はムリ。通話中にバーが1本に減ると、相手に自分の声が聞こえないみたいですね、ふむ...。



以下は、FameFoundryさん。左サイド+下の左半分を触ると、何人で何度試しても、室内・屋外ともにバー表示は落ちます。


(因みにiPhone 4は外側の金属フレームがアンテナ。両サイド下の切り込みでわかれてます)


あ、読者のAdamさんが「問題なし」の動画までアップしましたよ(削除されました)。以下のLucasさんもバー表示が落ちるそうです。



こちらは通話中テスト。


以下の動画では読者のErikさんが上記FameFoundryさんの発見を裏付けてくれました。つまり下(ボトム、底)を触らなければ問題なし。ところが左側と下を繋いだ途端、受信シグナルが落ち始めるんですね。;



バンパー買った人はそれつけてみた結果も教えてくださいね!


UPDATE: ひゃー、ひと晩のあいだに死ぬほど更新が...。原文のUPDATE 17以下、足しておきます!


読者のEduardさん(下)はサイドを下に置いて、鍵で左とボトムのアンテナを繋いで再現。明らかに電波切れてます。


ドイツも! ドイツ人のギズ読者Jean-Marieさん(下)も同じ問題。やはり左と下のアンテナ繋ぐと起こるそうですよ。


Henryさんはマニキュア塗って絶縁させたらいいんじゃあるまいか、というご意見。;

iPhoneのアンテナふたつを繋ぐところに透明なマニキュアちょびっと塗ったら、強度を弱めるコネクションもなくなるんじゃ...。透明マニキュアなら目立たないし。

これは、電話持つと、2つのアンテナを繋いでしまうんじゃないかという想定に基づく話。LF/HFスペクトラムの電磁干渉だとしたら、わからない。そっちの問題だと、もちろんこの方法じゃ無理だ。

注意。有機溶剤のニトロセルロースがベースのマニキュアは可燃性が高い。ニトロセルロース自体、ほとんどの無煙火薬の主原料だからね。使うなら、最近のポリマーがベースのマニキュアを選ぶこと。ただし後者を使う場合、伝導性のある溶剤がベースなので使用量は控え目に。こう読むと危ない冒険に聞こえるかもしれないけど、僕も何台かCPUにマニキュア塗ったことがあるけど、特に大きな問題もなかったよ。

このやり方試して直った人は教えてくださいね!


バー5本から「電波検出中(searching)」になるiPhone 4ほど大きな変化じゃないけどiPhone 3Gや3GSでも同じ問題が再現できる、というタレコミもありますが、これは編集部の旧型で試してみても全く再現できませんでした。(逆に手に持つとバーが増えたり)

読者のNathanさんから、ケースで問題はなくなることを示す動画(下)!昔のOtterboxのゴムっぽいケースに入れて絶縁してみせてます。特にサイドと下が繋がらないように配慮。


読者のBrianさんが考案した「iPhoneの新しい持ち方」です。1歳児にインスパイアされました。

100623_newhold_01


読者のJoeさんが受信状況の件でアップルに電話で問い合わせてくれました。

返事? 「バンパー買え」、「自分らの問題じゃない」だって...。

CSR(カスタマーサービスセンター)の女の子に、解消策がバンパー買うことなら、なぜ無料で配らないのだ? って言ったら、また自分の問題じゃないって言ってました。

本当に頭にくる電話でしたよ。 - この問題でアップルCSRの担当者の多くに罵声が浴びせられるのは僕も気の毒だとは思うけど、自社製のゴムケースで問題解消しろって薦める以外の、もっと良い解決策を用意する必要あると思う。


読者のWilliamさんの動画(下)。みるみる消えてます。


読者のPatrickさんはケースあり、ケースなし比較(下)。やっぱりケースで守られるみたいですねー。なので単に「手に持つと電波が消える」んじゃなく、「左と下を繋ぐと消える」ということで。


読者のCarlosさんもケースで解消(下)。


Tech mag T3さんはバンパー抜きとバンパーありを並べて比較(下)。バンパーの持ち方、左と下じゃないけど...(まあ、どっちみちバンパーつけてるんで問題なしだろうけどねー)。


以上です。読者のみなさまの情報に感謝します!

トップ写真:Wasabimonさん

UPDATE:

iPhone 4の電波障害は「持ち方が悪いから」(アップル)

ジョブズもち! iPhone 4の正しい持ち方はコレ

Jason Chen(原文/satomi)