iPhone 4を買いますか? 速攻で決断できる8つのチェックポイント公開

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    iPhone 4を買いますか? 速攻で決断できる8つのチェックポイント公開

    並ぶ前にまず読むべし!

    いやいや、まさに予想通りの新モデル登場でしたね。新しいiOS 4.0を搭載して、数々の魅惑の新機能満載で今月中に販売が開始されるiPhone 4ですけど、もう早く手に入れたくって、居ても立ってもいられないってそこのあなた、ちょっと待ったですよ。本当に速攻で買っちゃってもいいんですか?

    絶対に後から後悔したりしないように、米GIZMODO編集チームが8ポイントのチェックリストを用意してきましたよ。ふむふむ、よく考えると、とりわけ今回のiPhone 4のリリースは、昨年購入に走ったiPhone 3GSユーザーにとっては、最大の悩みの種ともなりそうですね。ではでは、あなたのiPhone 4購入メリット&デメリットを続きの8チェックポイントから診断してみましょう。すぐに意外と答えが出ちゃうかもよ~ん。

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    1. いくらで購入できそうですか?

    ある意味、もうこの最初のチェックポイントがすべてを決すると言い切っちゃってもいいかもしれませんけどね。そもそも自分は新しいiPhone 4のために、どれくらい資金を投入しなきゃならないかってことです。

    あくまでも米国のAT&Tユーザー向けの情報ですけど、これから初めてiPhoneを購入するっていう人とか、今年中に現在のiPhoneの2年契約の縛りが解けるって人には、最も有利な契約価格が用意されてますよ。またAT&Tと2年間の契約を結ぶことが条件にはなりますが、16GBモデルならば199ドル、32GBモデルならば299ドルという初期投資でiPhone 4を買えちゃいます。これくらいだったら出してもいいよなという場合は、かなり購入に近づきそうですね。

    一方、まだ契約の縛りが解けそうにないですとか、自分はAT&Tと2年契約なんて結びたくないといった条件だと、急にハードルがアップしまして、最悪のケースでは、いきなり最初に699ドルもの購入資金を用意しないと買えません。この時点で、もう今回のiPhone 4購入はアウトって方もおられるでしょうかね。

    20100608iphonepic.jpgのサムネール画像

    2. カメラをグレードアップしたいですか?

    まぁ、iPhone 4よりもスゴいカメラが搭載されたケータイは世にタンと出回っていますけど、これまでどうしても弱点に挙げられることが多かったiPhoneのカメラの大幅なバージョンアップは魅力になりますね。こちらが実際にiPhone 4の500万画素カメラのみで撮影された写真なんですけど、なかなかいい感じですよね。

    あとようやくLEDフラッシュが装備されたので、暗い所での撮影も問題なく楽しめるレベルになってきましたよ。追加購入アプリにはなりますけど、「iMovie」で動画編集までできちゃいます。これだけあれば、ちょっとしたデジカメをケータイとは別に持ち歩く必要がなくなるんじゃないでしょうか。こういうカメラ回りの新機能が欲しいって人は、かなりiPhone 4は買いでしょうかね。

    20100806retinadisplay.jpg

    3. ディスプレイにはこだわりたいですか?

    一瞬、ちょっと何のことを言ってるのか、よく意味が分からなかったって方も少なくないんじゃないでしょうか。網膜を意味する「Retina Display」という名称で紹介されましたが、要はスーパー高画質な超高級ディスプレイの新たなネーミングになっているみたいです。

    実際に液晶画面を見比べてみたら一目瞭然との話ですが、このiPhone 4に新装備されたディスプレイ性能にだけは、他の世の中のどんなAndroidケータイも遠く及ばないようですね。かなり長時間を文字の閲覧に費やすなんて使い方でiPhoneを利用する場合、今回のディスプレイ変更の最大の恩恵にあずかれるでしょう。とにかくシャープで見やすい画面のケータイにこだわりたい人は、ちょっと無理してでもiPhone 4を購入しておけば、想像以上に大満足なことは間違いないかもしれませんよ。

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    4. とにかくアップルのiPhoneが好きですか?

    やっぱりケータイなんて、いろいろポイントを挙げて性能比較したって、結局のところは、自分がそのケータイを好きかどうかって話になってくると思うんですよ。もし話題になってるiPhoneのことが気になって気になってしょうがなくって、これからもしばらくはiPhoneの魅力から離れられないだろうなって人は、とにかく今回のiPhone 4を買ってしまっても損はないんだと思います。

    その理由といたしましては、単にデザイン的に洗練されたというのみならず、外からは見えない基本スペックの面でも性能アップが著しいからです。たとえば、さらに高速で高性能なプロセッサーが採用されているほか、アンテナの向上、バッテリー寿命の改善、通話品質の改良などなどが挙げられますよ。アップルファンの心には、iPhone 4ならグッとくるポイントがいっぱいでしょうね。

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    5. iPhone 3GSを捨ててでも乗り換えたいですか?

    次世代に位置づけられるiPhone 4になったとしても、所詮はiPhoneであることに変わりはありませんからね。とりわけ冷静に落ち着いて、iPhone 3GSとの違いのみに目を向けてみるならば、そう大きな違いはありませんよ。だって、基本はiPhone 3GSもiPhone 3Gも、iOS 4.0へと無料でアップグレードできますからね。

    こちらで以前から指摘されておりました通り、iPhone 3Gならば新目玉機能のマルチタスクが使えませんけど、iPhone 3GSだったら普通に問題なく使えちゃいます。残念ながら、iPhone 4の64GBモデルは発売されませんから、別にiPhone 3GSだけが特に容量不足になるわけでもないですよね。通信ネットワーク的にも、iPhone 4もiPhone 3Gも差はなく、期待されていた4G LTEネットワークへの今回の対応は見送られていますよ。

    そうしますと、iPhone 3GSにはできないiPhone 4の離れ技は、これまで挙げてきたポイント以外ですと、フロントカメラ搭載でビデオ通話「FaceTime」が可能になったくらいかもしれませんけど、最初は落とし穴だらけですから、そんなにFaceTimeのことは気にしなくてもいいでしょう。だって、Wi-Fiにつながっていないと使えませんし、自分も相手もiPhone 4ユーザーって場合だけしかビデオチャットを開始できないですからね。まだそんなのはかなり少数派でしょう。

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    6. ソフトバンクに縛られてもいいですか?

    日本だとソフトバンク、米国だとAT&Tが、国内で独占的にiPhoneの販売提供を進めてきましたけど、この2つのキャリアには似たような特徴がありまして、たとえば、電波が入りにくかったり、通話がつながらないことが多いだとか、設備投資の遅れなどで3G回線に余裕がないだとか、いろんな批判が飛び出してきています。

    ただ、この通信ネットワークに不安を抱えるともされるキャリアとも、これからiPhone 4を購入する人は、普通は2年間の継続利用を契約上は約束するわけでして、やっぱり2年は決して短い期間ではないので、本当にAT&Tやソフトバンクを使い続けてもいいんですかってポイントを熟考しなければいけませんね。

    別に不満はないって人は、今月の発売のタイミングでiPhone 4を購入することもお勧めしますが、キャリアに満足してない人は、ちょっと急がずに待っておくのも手かもしれません。だって、もしかすると、あと少しだけ辛抱していれば、いよいよ他のキャリアからもiPhone 4が発売されるとの噂が妙に現実味を帯びてきましたからね。先に今回、2年契約で縛られてしまってからでは自由に身動きが取れなくなるかもしれませんよ。

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    7. 素敵なAndroidやWindows Phone 7ケータイに目移りしませんか?

    確かにアップルは、これまで一部のビジネスユーザーくらいにしか普及していなかったスマートフォン市場をiPhoneで改革し、眠っていた需要を革新的なアイディアで呼び覚ましたという意味では、今回のiPhone 4も時代の先を行っている感じがしますけど、このところ急速に追い上げられてきてもいます。そのことはジョブズだって認めていて、逆に危機感を覚えているところだったりしますからね。

    あと半年も待っていれば、iPhone 4の魅力も吹っ飛ぶようなワンダフルなスマートフォンが、Android 2.2Windows Phone 7という新OSを搭載して、各社から続々と登場してくるのは確実です。でも、きっとiPhoneのほうは、もう来年までは新モデルが発表されるなんてないと思いますよ。ますますスピードを上げて追い迫ってくる他のスマートフォン陣営に、年1度の刷新というタイミングのみで、いつまでもアップルが勝利を収められるとは考えにくいでしょう。今回、絶対にiPhone 4じゃなきゃダメなんだって強い理由があるわけではない人は、ドッシリと構えて見送っておくのも良い手でしょうかね。

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    8. クラウドをフル活用しなくてもいいですか?

    iPhoneの弱点は、ややクラウド対応という面で遅れが出ているかもしれない点でしょうね。ソーシャルメディアのサポートは、iOS 4.0へとアップグレードしても相変わらずですし、ビジネスにフル活用できるクラウド環境の提供という面では、対抗するAndroidやWindows Phone 7のほうに分がある感じです。ここを非常に重視するという方は、iPhoneという選択肢からは離れたほうがよいかもしれませんよ。

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    いかがでしたか? かえってiPhone 4を購入するかどうか、悩ませられることになっちゃうでしょうかね?

    現在、iPhone 3Gを使い続けて2年が経過しようとしているって人には、またとない購入のチャンスもめぐってきそうですよね。あっ、ただし、どうせ今後もiPhoneのままという路線で行くことに決めたのなら、今回の新発表で大バーゲンセール中のiPhone 3GSに格安で飛びつくという選択肢だけは外すことをお勧めいたします。どうせならば、迷わずiPhone 4にしておきましょう!

    さぁ、ギズ読者の皆さまはいかがなさいますか? iPadにiPhone 4と、なんかアップルに踊らされてばかりで大忙しですよね~

    John Herrman(原文/湯木進悟)