ペルセウス座流星群は今晩からがピーク! 観測を極める11のコツ

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ペルセウス座流星群は今晩からがピーク! 観測を極める11のコツ

今年も三大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が降りまくる夜がやってきました! ピークは今晩から15日朝。国立天文台によると「13日未明のピークには北東の空を中心に場合によっては1時間に50個も流れ星が観測可能」なのだとか。

今年は新月の闇夜と重なり、またとない観測条件です。こんなチャンス逃したらソン。以下のチェックポイント読んで、真夏の夜空のショーを最大限堪能しちゃおう!

1. 見晴らしの良い観測場所を探そう

できれば天をぐるり四方まで見晴らせる場所が理想。 屋上つきの家に住んでる友だちに電話してみてもいいよね。電話無視されたら脅しのメッセージを留守録に残しちゃいましょ。こんな夜だもの。

2. ペルセウス座をマーク!

別にペルセウス座から流星が降ってくるんじゃないけど、そんな風に見えるのでこの名前がついてるんですね。 以下のNASAのイラストは、僕が住んでるブルックリン界隈の上空のものですが、これを見ると星座のどの辺り(赤い放射状の線)を見たらいいか分かります。

100806-coslog-persmap

3. 光が強いところは避ける

照明から遠ければ遠いほど、流れ星は良く見えます。郊外にお住まいの方は畑や野原に出てみてもいいですね、すぐ近所にあるでしょうし。街にお住まいの方は引越しもいいですね。今は売り手市場だし。

4. 出動はお早めに。一番綺麗なのは日没後の流れ星です

陽が沈んですぐは流星群も低空にあり、空の端から端まで長い尾を見事に引きながら美しく流れてゆきます。

5. 我慢が肝要

1に忍耐、2に忍耐。頻度のピークは深夜零時を回るまできませんよ? 地球の軌道が塵(流星)の軌道を通るのは(緯度にもよるけど)通常午前3時~5時。待ちぼうけ覚悟で分厚い本を持ち込み、炊き火にくべてやりましょう。

6. 友だちを誘おう

ただし美女・イケメンに限る。嘘ですよ、嘘。誘いたい相手なら誰でも構わないよね。気になる子がいるのに誘うきっかけが掴めないまま夏休み終わっちゃう! という人は盆踊りより効果ありそうです。

7. ブランケットを持ってくこと

と言っても敷物の方のブランケットね。夜空はごろり寝っ転がって見るのが一番。なんてったって見晴らしも最高だし、横にごろり転がれば...いやなんでもないです。

8. 虫除けを塗る

毎度忘れて後悔するんですよね、これが。

9. 予習も少々
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ペルセウス座流星群の星の正体は、スイフト・タットル彗星が軌道を移動しながら後ろに残すチリです。このチリを撒き散らす母彗星の軌道上を地球が通る日は年1回と決まっており、そのクロスする時期には一度にたくさんのチリが地球に飛んできて大気との摩擦で光って流星群に見える、というわけ。知ってますよね? え? 初耳? 誰かに「あの流れ星ってなあに?」と聞かれても恥かかないように、国立天文台の特設ページでホレホレ今すぐ予習、予習!

10. ビールも持ち込もう

もちワインでも酎ハイでも!

11. 思い出を書き留めておこう

せっかく徹夜でがんばっても毎度すぐ忘れちゃうんじゃ勿体なさ過ぎますもんね。

尚、4夜の間に15分間以上星空を眺め、数えた星の数を報告する国立天文台主催「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンの報告ページも今夕アクセス開始です。う~ん、ワクワクしますね!

[Pics via AP, NASA]

(本稿は系列ブログGawker.comからの再掲です)

Max Read(原文/satomi)