外出するときは紫外線対策をしてますか? 究極の対策はオゾン層保護!?
9月16日は国際オゾン層保護デーでした。オゾン層を破壊するおそれのある物質を特定し、その生産・消費・貿易を規制し、オゾン層の保護を目的としたモントリオール議定書が採択された1987年9月16日を記念したものです。フロンは大気圏に到達すると、太陽光により分解され、オゾンを酸素に変えてしまう塩素ラジカルを生み出します。結果、有害な紫外線から地球と私たち生物を守ってくれるオゾン層を破壊してしまっていることをシャーウッド・ローランドとマリオ・モリナが発見しました。
この2人のカルフォルニア大学アーバイン校の研究者が、フロンが静かに地球を破壊していることを発見するまでは、フロンは、毒性も、反応性も、可燃性も低くすばらしい有機化合物で、環境にもよいと考えられていました。そのため冷蔵庫の冷媒やヘアスプレーの噴射剤などに使われ、その影響はフロンなどのオゾン層破壊物質の使用を規制してから23年たった現在も、オゾン層に深刻な状況影響を与えています。
今年も南極上空で今年最大規模に広がったオゾンホール(オゾンの濃度が極端に減った状態)がNASAのオーラ人工衛星に搭載されたオゾン層モニタリング装置により観測されました。その時に撮影された動画をどうぞ。
日本では9月は「オゾン層保護対策推進月間」として、オゾン層保護やフロンなどのオゾン層破壊物質対策に関するいろいろな普及啓発活動が行われています。この機会にぜひみなさんもオゾン層保護について考えてみましょう。
Jesus Diaz ((原文/ yuko)