キャスターも命がけ。
あんな動画じゃストビューカーと見分けつかない、中見せろ~中! というご要望に応えて、今度はGoogle自走カーの中の映像をどうぞ。
米ABCの朝番組「Good Morning America」の試乗体験です。急に前に飛び出して止まるかどうか見るテストも後半にちゃんとありますよ。
目的地を告げると、あとは車が順路を考え、カメラとレーザースキャンで得た周辺情報を元にスイスイ走っていってますね。スピード制限・渋滞パターンももちろん考慮にいれながら。
なんか怖くなったらハンドル動かしたり、ブレーキ踏んだり、ギアの隣の赤いパニックボタンみたいなの押すと...人間運転モードに切り替わります。
グーグルのエンジニア氏は、運転代行というより運転を最大限高めるお手伝いという意味を込めて「スーパークルーズコントロール」と呼んでますね。でもこんな便利機能使えるならオフになんかできないな...と思ってる自分がいます...。
NYタイムズの主要機能解説イラストもどうぞ。
上でくるくる回ってるパトカーのライトみたいなのが、「LIDAR」というセンサ。四方八方200フィート(60m)以上の圏内をスキャンし、精密な3Dマップを生成するんですね。
バックミラーそばのビデオカメラ。これは車載コンピュータが信号の色とか、歩行者・自転車なんかの障害物を認知するのを助けます。遠くの物体を識別するレーダーは前に3つ、後ろに1つの計4つ。左の後輪に装備したセンサは、車体の小刻みな動きを拾うもの。
いやーすごいなこれ。
理論上はセンサさえ適正なものを付けておけば、人間が運転するよりロボットカーの方が反応も速いし、360度道路を見晴らすことができますもんね。酔っ払い運転も居眠り運転もテキストメッセージとかのながら運転もなし。美女によそ見して電柱ぶつかったり、スレスレで割り込まれて頭にきてテールゲーターになるロボもなし。
それどころか、みんな自動運転カーになると必要十分な車間距離で無駄なく詰められるので「渋滞は今の半分になる」らしいですよ。あ~いいな~早く実用化しないかな...。
残念ながら、グーグルは小売展開とか全然まだ考えてもいない段階で、仮に考えてたとしても、お値段は天文学的数字になるのだそうですよ。が~ん。グーグルのチームで最も楽観的な人たちも「一般消費者の手に渡るには最低8年かかるね」と言ってます。か~んが~ん。
なに、こんなスイスイ走ってんのに、こっから8年て...空飛ぶ車でも作ってるの!? え?
写真&図:NYTimes