人に代わってスズメバチの巣に容赦なく殺虫剤を吹きつけるロボ「モヒカン君」を帝京大理工学部教授の関根久さんが開発しました。関根さんは「話し相手・遊び相手ロボット」の研究をされている方です。親しみやすい見た目にするため、モヒカンスタイルのマネキン頭部をロボに取り付けたそうです。人間型ロボに「親しみやすさ」は非常に重要ですからね。
確かにロボがスズメバチの巣を駆除してくれたら、人が刺される危険を避けられて素晴らしいです。スズメバチに刺されたら大変ですからね...確か2度以上ハチに刺されるとアナフィラキシーショックだとかでヤバイって聞きますよね...怖いです。
ところで今回関根教授がモヒカン君の開発に至ったのは、古くからのお友達でスズメバチなど害虫の駆除をしている神山さんという方にハチ駆除ロボット開発を依頼されたからだそうです。
神山さんは「スズメバチは約3メートル以内に近づくと刺してくる。殺虫薬をまくときが一番刺される」と説明する。神山さん自身、これまでに延べ90回刺されてきたという。
えッ!?
神山さんの肉体ロボット並に鋼鉄じゃね!?と思ったら
調べてみると「ハチに2回以上刺されるとヤバイ」というのは必ずしも全ての人に言えたことではないそうで、
だれもが花粉症にかかるわけではないのと同様、ハチ毒アレルギーを持つ人は人口のごく一部です。通常体質ならば、刺されるほど症状が軽くなることのあります。某スズメバチ研究者は、シーズンはじめにわざと刺されて、「免疫をつけ」ていたそうです。
という話もあるみたいです。
でも危険な事は間違いないので「よっしゃ免疫つけよう」とか絶対にマネしないでくださいよ...
話が少しそれましたが、関根教授は
「将来は、原子力発電所などでの危険な業務を人に代わって出来るロボットを作っていきたい」
とおっしゃっています。親しみやすい見た目の、人を危険から守ってくれる素敵ロボを開発して下さるであろう関根教授に注目です。
ロボがスズメバチ退治 巣に自ら殺虫剤 帝京大教授開発 [asahi.com]、T-BERRY.net、スズメバチに関する7つの誤解
(鉄太郎)